苗穂駅移転開業と周辺再開発
2018/11/25 by 管理人 No Comments

11月17日中央区と東区に跨る苗穂駅が300m西側へ移転して橋上駅として開業した。

 

旧駅にはなかった北口が東区側に新設され、中央区側の南口と共に周辺再開発が行われることになった。

 

当初の計画は南口にシングルタワーを建設するだけの計画であったが、南口がツインタワーに変更され、北口にも大型タワーを中心とした医療施設や商業施設建設の計画が持ち上がった。

 

開業した苗穂駅の片隅に再開発全体の模型が展示されている。

 

 

苗穂駅の南口と北口は自由通路で結ばれ、南口ツインタワー低層階に開業する商業施設や、北口のタワーや新設される商業施設、既存の大型商業施設アリオ札幌と接続される。

アリオ札幌はサッポロビール園と一体になっているので観光客にとっては苗穂駅から雨風にあたらずサッポロビール園まで行くことができるようになる。

 

 

北口のタワーは南口のタワーよりも大型で、ザ・グランアルト札幌 苗穂ステーションタワーという名称に決定した。

 

3棟のタワーが完成すると、苗穂地区は既存のタワーと合わせて4棟となり市内でも有数のタワーマンション集積地域になる。

また、既存の1棟は苗穂中央地区の2号再開発促進地区内に建っており今後、市道新設を含めた大型再開発に発展する可能性がある。

 

苗穂駅は市電の延伸計画もあり、市電が延伸されれば約500m西側の北4東6周辺地区再開発地区と連携され、サッポロファクトリーやそこからファクトリー内の通路を経由して東西線バスセンター前駅まで行き来することも可能になる。

 

北口は既存の道路拡幅と新しい道路で北4東6周辺再開発地域や卸センター再開発地域を結ぶ道路が新設されなど、新幹線が開通する札幌駅東側で大型の再開発が相次いでおり、今後10年で街並みが大きく変わっていくと思われる。

 

本サイトでは建築計画のお知らせを紹介するページを開設しているが、苗穂駅の南口は数分歩くだけで、建築計画のお知らせ看板が10基程設置されており、かつて札幌では見たことのない光景が広がっている。

 

東15丁目通の復旧工事
2018/09/30 by 管理人 No Comments

9月6日深夜に発生した胆振地方を震源とする震度6弱の地震で東豊線真上の道路が大きく陥没したが、その復旧工事は驚くべき速さで進んだ。

 

測量は地震発生直後の早朝から始まり、約30時間後には交差点の応急工事が完了していた道路もありました。

 

 

地震発生の4日後から本格的な復旧工事が開始され、アスファルト舗装の粉砕作業が始まりました。

 

 

アスファルト舗装が除去された区間では早くも路床の締固めが完了していました。

 

 

元町駅付近は陥没の被害が大きかったのですが、この交差点は地震直後の朝は陥没が少なく自動車で横切ることもできましたが、5日後の復旧工事の時点では道路全体が大きく陥没しており、復旧工事の規模もかなり大きなものになっていました。

 

 

元町駅真上でもアスファルト舗装の粉砕工事が進んでいました。

路床の砂がほとんど見当たりません、地震による液状化で流れ出たのでしょうか。

 

 

地震後16日後には被害が大きく復旧が遅れていた元町駅付近の工事が完了しました。

 

 

今回の復旧工事はあくまで仮復旧であり、中央分離帯は仮埋め戻しされたまま状態になっている区間もあります。

 

 

仮復旧工事が終わりしばらく経ちましたが、被害が大きかった元町駅付は電柱や街路灯の支柱が傾斜したままでした。

 

 

震災直後はあまり影響のなかった元町駅敷地内の駐輪場が陥没し始めています。

 

 

こちらも地震直後は大きな影響がなかった元町駅出入り口横の歩道ですが、時間が経つに連れて陥没が進み、歩道の復旧工事が行われました。

 

 

地下鉄東豊線は栄町駅から環状通東駅まで東15丁目通を直線に走っていますが、環状通東駅の少し先から大きくカーブして北13条通に出ます。今回の復旧工事の跡を見ると、それが手に取るようにわかります。

 

 

地震後に発生した東15丁目通の陥没は開削工法で工事された地下鉄東豊線の真上のみで発生しています。東区や北区は元は泥炭地であり、地盤の強い場所ではありませんが、地震直後には陥没のなかった新道東駅から栄町駅の区間も10日後から陥没が始まり復旧工事が行われました。

 

南北線の陥没は地震発生直後から何度も報道されていましたが、東15丁目通の陥没は報道されていなかったのにもかかわらず、地震発生直後の早朝から測量が始まり、翌日から応急工事がはじまったことは素直に称賛すべきでしょう。

完全な復旧工事は来年春から行われるようですが、元町駅付近は車道以外にも影響が出ていますので、春先の雪解け水の浸透で陥没が再び進まないか心配です。

 

胆振地方を震源とする地震による影響
2018/09/07 by 管理人 No Comments

9月6日深夜、胆振東部を震源とするM6.9の地震が発生し、震源から遠く離れた札幌でも震度3~震度6弱の激しい揺れが襲った。

 

夜が明けると清田区の液状化や北区の北34条駅付近の道路陥没が繰り返し報道されたが、報道でほぼ触れられていない東区の東15丁目通が大きく陥没しているという情報を耳にした。

 

東15丁目通は真下に地下鉄東豊線が走る4車線の市道であり、地域南北を結ぶ幹線道路である。地元の人の話によると、新道(札幌新道)から栄町の間は問題ないが、環状通東駅~新道東駅は道路が大きく陥没しており、なかでも元町~新道東の被害が大きいという事であった。

 

先に断っておくが、東区は震度6弱という札幌では経験のない過去最大の震度であったにもかかわらず、この15丁目通以外で大きな被害は発生したという報道はなく、高速道路や真下を走る東豊線にも全く影響はない。

 

新道東駅から元町駅方向へ歩くとすぐに道路の陥没が確認でできた。

 

 

北進車線側から見ると中央分離帯で地割れが見える。この地割れは恐らく直接の地殻変動によるものではなく、道路陥没によるものと思われる。

ちなみに、今回の地震は停電が大きな問題となったが、新道の交差点は朝7時の時点で信号機は点灯していた。

 

 

イオン元町店の前では数十メートルに渡り道路が大きく陥没している。ここの交差点の信号は消えていた。

 

 

元町駅と新道東駅の中間辺りでは、電光掲示標識が大きく陥没して傾いており、歩道から見ると支柱が目線の高さになっていた。支柱近くには泥が溜まっていたので液状化による影響なのかもしれない。

 

 

マックスバリュ元町店辺りでも数十メートルに渡り道路が大きく陥没しており歩道と車道には隙間ができてしまっている。

 

 

新道東駅付近は中央車線側が大きく陥没していたが、元町駅に近くづくと歩道側の陥没が目立ってくる。

 

 

元町駅は島式ホームでありホーム北側奥には留置線がある。その留置線はこの辺の地下にあると思われるが、この地下の特徴が地上の陥没にも影響しているのかもしれない。

 

 

東郵便局辺りでは陥没が大きく、歩道の一部が崩落していたり、いくつもの街路樹が歩道側に倒壊しかけている。

 

 

反対車線側も同じく歩道側車線の陥没が顕著である。もし、地下の構造が地上に影響しているのであれば地下鉄走行線路の真上に陥没被害が集中していることになる。

 

 

陥没によりアスファルト断面が見えている。東16丁目通は幹線道路であるが、凍結緩和層の上層アスファルトの厚さが薄いようにも見えます。

 

 

東区や北区の多くは泥炭地であり地震の際は液状化が懸念されている地区である。また、地震発生の前日は台風21号が強い風と雨をもたらしたが、この道路の陥没に少なからず影響を与えた可能性もある。

 

数キロに渡り大きく道路が陥没したが、地震が発生した時間が朝夕のラッシュ時間帯であったら大きな被害が発生していただろう。

 

北区の南北線延伸区間真上の道路でも陥没が発生しているようだが、時期をほぼ同じくして建設された東豊線真上の道路も陥没しているということは地下鉄工事が影響していることは間違いなさそうだ。

札幌駅周辺で活発な再開発
2018/08/16 by 管理人 No Comments

現在札幌駅の周辺では再開発事業や民間再開発が活発に行われている。

苗穂駅人道橋から札幌駅方面を望むと建設工事現場のクレーンが一望できる。

 

 

札幌駅の南側では北4東6再開発のツインタワー、札幌中央体育館、シティタワー札幌、ラ・トゥール札幌伊藤ガーデンと高層・大型の建設工事が進んでいる。

 

 

札幌駅北側では京王プレリアホテル札幌、卸センター再開発C街区、ホテルメッツ札幌、北ガス本社社屋、北海道熱供給公社解体・改修工事が進んでいる。

 

現段階で札幌駅周辺では北8西1再開発、北5西2再開発、北5西1再開発再開発、北5東1再開発再開発、卸センターA、B街区再開発が決まっており、数年後はこの風景も大きく変わっているだろう。

西2丁目地下歩行空間
2018/08/05 by 管理人 No Comments

北1西1再開発ビルの開業が近づき、地下でも西2丁目地下歩行空間の開通準備も進んでいる。

 

 

今回開通する西2丁目地下歩行空間は昭和63年に開通した東豊線建設時に躯体工事が行われていた部分を北1西1再開発ビルの開業に合わせ整備したものである。

 

元は北1西1に建設予定だった国際会議場への連絡通路として計画されたものだが、市役所職員の専用通路と揶揄された時期もあった。

 

地下歩行空間といえば駅前通の地下歩行空間を連想するが、当時の躯体から大きく設計が変更されていなければ、西2丁目地下歩行空間は途中に数メートルの段差があり、通路の道幅も狭く、地下連絡通路と呼ぶのが適切かもしれない。

 

 

西2丁目地下歩行空間は北1西1再開発で誕生した創世スクエアへも接続されるが、西2丁目通の歩道にも出入り口が設置された。しかし、この出入り口が問題なのである。

 

 

裏から見るとよくわかるが、西2丁目通の車道をつぶして出入り口を建設している。

 

西2丁目通は6車線の一方通行道路で左側2車線はバス専用レーンとなっている。時間制限駐車区間も設置される区間ではあるが、国道12号線でもある北1条通へ右折可能な交差点であり、いつも右折、直進、左折の車で大変混雑する場所である。

 

このように混雑する交差点の車道をつぶしてまで地下歩行空間の出入り口を設置することは本当に妥当だったのだろうか、あと10m交差点から離せば右折への影響は最小限に抑えられたはずである。

 

駅前通地下歩行空間も車道を1車線ずつつぶして地下歩行空間への出入り口が設置されたが、沿道ビルの再開発によりビル内で地下歩行空間へ接続した場所の地下歩行空間の出入り口は撤去されているが、撤去された後でも車道の幅員は元に戻っていない。