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No.5073 ラピダスが考える北海道バレー構想について 投稿者:Kitakumin 2023/11/21(Tue) 23:23 このスレッドに返信する

ラピダスの小池社長が春頃から「北海道バレー構想」を進めると言っています。
https://shikiho.toyokeizai.net/news/0/701273
・2030年までに半導体関連企業や研究機関、大学が集まる「北海道バレー」の実現を視野に入れている
・自治体とも協力して苫小牧から札幌、石狩に抜ける一帯を「北海道バレー」と名付けて、「シリコンバレーに負けないような開発」を目指す
・「非常に多くの装置メーカー、素材メーカーが真剣に検討している」

この「シリコンバレーに負けないような開発」というのは、具体的にはどのような構想を抱かれているのでしょうか。
北海道とはどこまで共有しているのでしょうか。単なるサービストークなのでしょうか。

アメリカのシリコンバレーを本拠地とする主な企業のリストを確認すると、
アドビ、Apple、Google、HP、インテル、マックストア、Facebook、オラクル、シマンテックなどのソフトウェアやインターネットサービス会社がズラっと並んでいますし、
航空写真でApple社、Google社、Facebook社を見ると、その規模だけでも凄いことになっています。
半導体は主要な産業として位置付けられているものの、世界的な大企業が何十社もここに本社を置き、更に多くの世界的企業が拠点の一つとして集積し、新しい企業もこの地でどんどん生まれ、スタンフォード大学をはじめとする多くの大学や研究機関と連携し、世界のデジタル産業をリードしているのがシリコンバレーなのではないでしょうか。

少なくとも、中国の深圳市のようなトンデモナイ開発をやらなければ2030年までにこうした巨大なバレーができることにはなりません。自分の予想では、
まずはラピダスや半導体製造装置メーカー(ラムリサーチ)中心のサプライチェーンを集積させて、大学(科学技術大学?)や研究機関(imec)も含めて北海道バレーの基本形を作り、
半導体関連メーカー(装置メーカー、素材メーカー、商社)、デジタルインフラ(データセンタ等)、デジタル産業、デジタル化を進める全ての産業が、苫小牧から石狩に抜ける一帯に数十年かけて集積していくことを目指しているのではないか、と感じました。
イメージ図はコチラです。(https://www.meti.go.jp/press/2021/06/20210604008/20210603008-4.pdf#page=4)
「シリコンバレー」を引き合いに出したということは、半導体関連メーカーだけを対象とする構想ではない、と考えました。

一方、国や北海道はどう考えているのでしょうか。
経産省の対応を見ますと、ラピダスはもちろん、関連企業やデジタル産業に対しては全面的な支援があると思われます。
では北海道の対応は?

自分の中では、ラピダスの構想と北海道の想定に大きなズレが生じているのではないかと考えています。
情報を集めているところですが、皆さんのご意見を伺えればと思いましたので、スレッドを作成させていただきました。よろしくお願いいたします。

No.5078 投稿者:Kitakumin 2023/11/22(Wed) 12:14

管理人さん
ご教示いただき有難うございます。毎日何万m3もの超純水を作ることがかなり大変そうですが、
もしかすると工場の何割かは超純水の製造工場なのかもしれませんね。
工程によって必要となる純度が変わるのかもしれませんので、全てが超純水ではない可能性もあるでしょうか。
超純水を製造するRO膜は0.1nm程度の孔で不純物を取り除くようですので、2nmや1nmの半導体に超純水が必要なのも頷けます。
なお、工業用水は水道水より水質基準が緩いため、超純水の製造過程で生じる不純物も相当多くなりそうです。
本当は、工業用水よりは水道水の供給がある方がベターなのでしょうが、そこは工場で対応するということなのですね。

苫東の工業用水の不足が課題になっていたため、この地区の上水道(石狩「東部」広域水道企業団)の資料を見ていました。
http://ishito.jp/wp/wp-content/uploads/2020/08/senryaku.pdf#page=9
2つの浄水場で施設能力は約10万m3、江別、北広島、恵庭、千歳に約1.5~3万m3、それと周辺の町を供給対象としているようです。
こちらから5万m3をカバーすることは困難でしょうが、江別や北広島の一部地区には札幌の給水区域と連続することから、札幌の水道水で賄うこともできるように感じました。
札幌市は石狩「西部」広域水道企業団(供給対象は札幌市、石狩市、当別町、小樽市)から令和7年に新たに供給開始となるようです。
http://www.ishikariseibu.or.jp/business.html
札幌市も今後さほど水道水の使用量が増えることもないでしょうし、
新たな水源開発となると数十年+巨額の費用がかかるでしょうから、既存の水源で融通して対応できるような自治体の連携が必要に感じました。

ラピダスの経済効果は道新記事でも見ていました。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/943361
量産化に成功すれば、2棟以上は建つでしょうから、大きい方の数字18.8兆円になるというわけですね。
半導体関連事業所だけでも70もあるのですね。(立地の確保は喫緊の課題!)
なお、製品の道内販売割合が1棟の時は0%、2棟の時は5%と設定されていました。
5%が多い数字かどうかはわかりませんが、チップを大量に使用するソフトバンクのデータセンタが苫小牧にできるわけですし、
ラピダス出資企業(ソフトバンクもその1つ)の幾つかは、千歳周辺に工場を建てて大きな生産拠点とすることも想定している可能性はあると思います。
また、グーグルやアップルなどのアメリカIT大手も将来の販売先と見据えているという記事がありましたが、アップルなどの工場が道内に建つ可能性もゼロではないかもしれません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a10b8c1fc7b5c204ebd95b58c5e636fa65261893
太陽電池など新エネ関係の施設もバンバン建ちそうです。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/943687/
こう考えると、記事にある道内の経済効果の試算には販売先の工場建設が全く考慮されていないことから、過小評価すぎる気もしています。

工業団地の不足については、いくらでも拡張可能な形態の団地とメインストリート1本を、サッポロビール庭園駅前から新規造成できないでしょうか。
道東道沿いにいくらでも伸ばしていけばいいのではないかと思いますし、ICを1箇所設置することで交通の便も飛躍的に向上します。

>様々な歪を生む可能性があるので、喜んでばかりいられないなという気持ちになってしまいました。

技術者や従業員を道内から集めようと思わないで欲しいです。他の産業がますます人手不足となり廃れてしまいます。
ほとんどの技術者や従業員を道外や世界から受け入れるつもりで、道や自治体には受入体制を一番の課題として本気で取り組んで欲しいです。

No.5079 投稿者:りでべ 2023/11/22(Wed) 15:47

札幌中心部の大型商業施設は苫小牧や岩見沢、余市までもが商圏とも言われていますが、ラピダス関連企業の増加で千歳や恵庭、苫小牧の若年人口が増えそうなので札幌中心部の商業施設にも一定の恩恵がありそうですね。
北関東の工場地帯では県外から1時間以上かけて通勤する人も多くいますので、札幌も厚別区や清田区に家をかまえる人もいるかもしれません。

> 様々な歪を生む可能性があるので、喜んでばかりいられないなという気持ちになってしまいました。

管理人さんらしい受け止め方だなと思いました。
札幌としては直接的な変化ではなく、間接的で緩やかな変化となる可能性がありますが、千歳は急激な変化による色々と影響が出てきそうですね。

No.5080 投稿者:道外出身者 2023/11/23(Thu) 08:37

一般的に超純水はRO膜(逆浸透圧で不要なイオン分を取り除く)で作った純水を再度フィルター類を通し、電気伝導しないパーティクルを除去して作っていると思います。
1〜2nmは原子数として10個〜20個程度のほんのわずかです。
そこにちょっとでも余分な原子が入れば途端に機能しなくなります。
基本手的には酸や有機溶媒で洗浄した後に超純水で洗浄し、ウォーターマークが残らないように乾燥させる必要があります。

TSMCの量産工場で月産2万枚の12インチ(300mm)ウエハをつくります。
バッチで25枚程度まとめて洗うこともあれば、1枚ずつ洗う工程もあります。
汚れが絶対につかないようにするため、自宅洗濯機のような水の使い方は無理ですね。
また、クリーンルームを一定の湿度環境下におきますが、加湿に使う水もパーティクルが出てこないようにするために純水を使います。


私は電力も心配です。EUVは現在一台数百億。発電所一個分近い電力を使うと聞いています。
それを維持できるのか。

現状、装置メーカーはここには来ないと思っています。あくまでメンテナンスは保守部隊のみ。
やってくるのは、化学メーカーなどの素材関係で、すぐに納品して使わないと適切な機能を発揮できないため。

窒素ガスのプラントは作っていると聞きました。
北海道全体で使っている窒素ガスの量と工場で使う量がほぼ同じなので供給できなくなる為だそうです。

管理人さんの歪みのご指摘はごもっともで、アイシン・デンソー系のときに確か沼ノ端に巨大マンモス小学校が一時的にできていませんでしたかね。
こういったことが積み重ならないかとの懸念はあります。
一時的な歪みを解消させる方策で、うまく発展に繋げられるかが重要ですよね。

No.5081 投稿者:Kitakumin 2023/11/23(Thu) 12:22

道外出身者さん

詳しく教えていただき有難うございます。純水や超純水の使い道が多いのですね。
「自宅洗濯機のような水の使い方」とは繰り返し使うという意味で捉えて大丈夫でしょうか。

電力は60万kW使用するとあり、北電とは安定調達に向けた協議をしているようです。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/917413/
また、海底送電線が今で90万kW、将来的には600万kWまで拡大する予定があり、こういうのも活用できるので大丈夫という話を聞いたことがあります。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/823917/

装置メーカーについては、EUV露光装置を製造しているAMSLが導入や保守点検に協力するとありました。保守のみなのですね。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/915357/
西村大臣は装置大手のラムリサーチが北海道に来るといっていましたが、これも同様なのですね。

千歳北陽地区の周辺では開発行為や土地区画整理事業がさかんに行われていますね。
千歳北陽小は確か全道一のマンモス小学校だったと思いますが、
去年分離新設校ができたので、住宅地が広がったとしても、しばらくは大丈夫なのかもしれません。

No.5082 投稿者:札幌闊歩路 2023/11/24(Fri) 21:57

>千歳北陽地区の周辺では開発行為や土地区画整理事業がさかんに行われていますね。

千歳市については詳しくなのであくまで地図上での話になりますが、

千歳に大型商業施設 来秋にも開業 無印良品やケーズデンキ出店
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b574a900525ef378107576b8f8582e7d7fcd027

この記事にある大型商業施設は北陽地区にかなり近いように見えますね。
市街地が移動しているのではなく、純粋に広がっているのであれば、ラピダス関連で住宅地不足になる可能性がありますね。

急激な人口増加はその後も漸増が続かなければ、その先には急激な少子高齢化が待ち構えています。
また、千歳から苫小牧は自然豊かな土地が広がっていますが、
国道36号線のバイパス整備は待ったなしだと思います。
どのような構想があるのでしょうかね。

No.5083 投稿者:Kitakumin 2023/11/25(Sat) 00:39

管理人さんに示していただいた商業施設の場所は、フランスベッド工場跡地とありますので、国道36号と中央道路(JR千歳駅に向かう主要道路)の分岐箇所から近い場所のようです。
検索すると情報が出てきました。
https://shutten-watch.com/hokkaido/30115
両方の道路に挟まれて、利便性に優れた立地ですね。
長都駅も近く、線路を渡って北陽地区も買い物圏内になりそうですので、人口や人の往来が確実に増えるということで進出したように見えます。

それにしても、千歳市は不足する工業専用地域で商業施設を建てられるようにしたり、北陽地区の周囲も560m×560mの大きな区画で次々と住宅地にしたりと、
企業や人の進出に対して来るもの拒まずの姿勢がとても顕著な都市だと感じています。
その分、北陽地区側(JR東側)は、周辺地区とつながる幹線道路が全くないなど、やはり道路整備が課題になっていると思われますし、実際とても走りにくく感じています。
今後は千歳市は工業団地や住宅地の大幅な造成が不可欠であり、JR東側が今後も開発されることが予想されますので、
国道36号の戸磯地区(恵庭市)から、337号の寿ランプまでつなぐ幹線道路を整備し、そこを中心に住宅地や工業団地を配置するような、少し大きい目で見た道路整備が必要に感じました。

恵庭の東端にある戸磯工業団地についても、横浜市の食品会社が購入したという記事を最近見た気がするので、
恵庭側と千歳側の両方が広がり、両市が完全につながるのも時間の問題かもしれません。
北広島市~苫小牧市までは、一体的に都市計画・基盤整備を(ラピダス関連の都市基盤整備費のような形で国の大きな補助を受けて)行えるようになる方がいいと思うのですが、
道庁の仕切りはあまりない方がいいと思うんですよね。
ラピダス対応のインフラ整備では一体で取り組む必要があるので、こうした機会に4市が合併できるのが一番良い気がするのですが、そういう話って全く出てこないものなのでしょうか。
時代は違いますが、しばらく前にブラタモリで北九州市の成り立ち(5市・2国の合併)を取り上げていて、産業発展のための合併という選択肢もあるんだと感じたところでした。

No.5094 投稿者:Aki 2023/11/27(Mon) 15:43

経済効果の試算は2棟の場合のようですが、ラピダス側は最大4棟を想定しているようです。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/944625/

No.5097 投稿者:心配症 2023/11/29(Wed) 09:57

そうなると国家戦略ですね。
道庁や道内の企業が主導権を握ることはないでしょう。

北海道は、本州からの太平交易路で、飛鳥文化の影響を受け、石狩平野南部(千歳市)から、続縄文時代から、新しいアイヌ文化の前となるさつもん文化に移行します。
その後、札幌市方面に拡がっていきました。

数百年後の歴史家は、ラピダスの進出を、似た現象として捉えるかも。

千歳市は、地政学的に、水源を含め、文化を変える特別な場所かもしれません。

No.5101 投稿者:Kitakumin 2023/11/30(Thu) 01:48

Akiさん
情報有難うございます。
最初の1棟では10万キロワットとあり、以下の記事では最大60万キロワットの利用電力とあったため、将来の棟数が疑問でした。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/917413/
4棟まで稼働できる状況になると、関連企業の進出の状況も大きく変わってきそうなのですが、
現状では工場進出につながっていないとの記事がありました。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/945880/

ラピダス関連の道新の記事は、良いことばかりではなく課題にも着目していて、熊本の先例の紹介も多く、個人的にはかなり参考になると感じております。
現状では関連企業が工場進出を決められないのはある意味当然で、ラピダスの本格稼働まで様子見が続くとは思うのですが、
もう一つ、立地条件の良い工業団地が少ない(ほとんどない)ことが要因の一つだと感じています。
「新しい工業団地や住宅やインフラを早急に用意しますので、北海道への工場・企業の進出を前向きに検討してください」というメッセージと目に見える行動が不可欠ですし、
それがなければ千載一遇の好機を逃がしてしまいます。道はどのように認識しているのでしょうか。
道新の役割は重要ですし、特にラピダス関連では期待しています。

心配症さん

ラピダスの成功、国内半導体産業の復権はすでに国家戦略であるとは思うのですが、
それを最大限活用した企業・工場進出の促進はやはり道の役割ですし、受け皿の用意は道や自治体の責務です。
歴史的にも大きな転換点なのかもしれませんし、そうなって欲しいのですが、そうした流れになるかは道の対応次第だと思っています。

No.5102 投稿者:心配症 2023/11/30(Thu) 11:06

kitakuminさん。

すみません、私の言い方が悪かったかもしれません。

シアトルやロサンゼルスも、太平洋戦争で、対日本相手の軍需産業が盛んとなり、国策が、今の地位の基盤となっている都市は少なくありません。

ラピダスは降ってわいた話ですが、ただ、情報革命の時代です。
今まで、さらに、産業革命の時代に対応した明治政府の北海道開拓も含め、中央政府任せの時代でないことは確かでしょう。

No.4494 時計台周辺の地区計画について 投稿者:TERRA 2023/06/25(Sun) 06:47 このスレッドに返信する

前スレが長くなっていたので、管理人さんのコメントを一部引用しました。

第122回札幌市都市計画審議会
https://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/tokeishin/shidai/shidai122.html

事前説明第1号
札幌圏都市計画用途地域の変更【篠路駅周辺地区】

事前説明第2号 札幌圏都市計画特別用途地区の変更【篠路駅周辺地区】
事前説明第3号 札幌圏都市計画高度地区の変更【篠路駅周辺地区】
事前説明第4号 札幌圏都市計画地区計画の変更【篠路団地】
事前説明第5号 札幌圏都市計画地区計画の決定【時計台周辺地区】

市役所の敷地は全街区緑地にする代わりに、該当の4ビルをセットバックさせた上で容積率を異次元緩和することを勧める計画になると思われます。

市役所敷地である1街区・敷地1.1万m2に指定容積率800%ですから、延床面積の限度の10万m2の部分を4ビルに移転して建て替える目的かと。

No.4847 投稿者:Kitakumin 2023/09/16(Sat) 19:44

第122回札幌市都市計画審議会の議事録が掲載されていました。
https://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/tokeishin/documents/gijiroku122.pdf

時計台周辺地区計画に関する後半を一通り読んでみました。自分の中で印象に残ったのは次の点です。
・地下ネットワークとの接続については、具体的な事業計画はないが、具体的な建築計画が出てきたときに検討していきたい
・時計台の移設については、過去の議会で決定し現位置で残すことにした、向きについても現状のまま維持する
・市役所敷地を今回の計画に入れていないのは、意識するのは時計台だけでなく、大通公園や東側隣接敷地も意識するため
・壁面後退については、時計台を撮影する時に見上げることになるので中高層部分を3m、低層部は大きい通りは2m、中通りは1mとした

地下ネットワークとの接続や、大通公園と時計台の間のオープンスペースがどうなるかについて、
今後も特に注視したいと思います。

No.4852 投稿者:札幌闊歩路 2023/09/21(Thu) 20:05

Kitakumin さん

まとめていただき、ありがとうございます。
私なりの思いを書いてみました。

>・地下ネットワークとの接続については、具体的な事業計画はないが、具体的な建築計画が出てきたときに検討していきたい

すぐにでも経済センターを再開発し、
北1条通と西2丁目通交差点の車道を潰して設置された、
西2丁目地下歩行空の間出入口をビル内に取り込んで車道を元の幅に広げて欲しいです。
地下歩行空間から直結してビル内に地下貫通路を作り、
西側仲通にエレベータ付きの出入り口を設けてほしいですね。

>・時計台の移設については、過去の議会で決定し現位置で残すことにした、向きについても現状のまま維持する

時計台の敷地内に滞留スペースがなく歩道や車道に外国人観光客が溢れるオーバーツーリズムとも言える状況となっています。
もし、時計台を観光スポットとして内外に積極的にアピールしていくのであれば、
時計台ビルの耐用年数を迎えたタイミングで、
半街区すてべを時計台にするといった対策も考える必要もあるのではないかと感じました。
その上で、この部分の余剰容積を周辺のビルの分配するべきです。

>・市役所敷地を今回の計画に入れていないのは、意識するのは時計台だけでなく、大通公園や東側隣接敷地も意識するため

東側隣接敷地も意識するというよりも、特定街区だからという理由だけけに感じました。
「北1条西2丁目特定街区」における高さの最高限度は78mですが、
(隣接地区の80m制限とほぼ同等の)高さ78mに制限されているので、新たな制限は必要ないというのが本音ではないかと感じます。

>・壁面後退については、時計台を撮影する時に見上げることになるので中高層部分を3m、低層部は大きい通りは2m、中通りは1mとした

あくまで個人的な思いなのですが、
たった1m、2m、3mの後退で効果があるのか非常に疑問です。
高さに関しても、時計台の背後に50mという中途半端な高さのビルがあると、
視界にビル頂上と空の境界が生じてしまい、残念な風景になってしまいます。
ビルの床面積が縮小すると使い勝手が悪くなるのは承知していますが、
例えば、経済センターに関して仲通から3mの壁面後退しても効果が薄すぎると感じます。
むしろ、8m程度セットバックし、フラットな外観な150m程度のビルとした方がいいと感じます。
8mもセットバックすれば、植栽として(ビル4階の高さ相当の)大高木を植えることができます。

時計台ががっかり名所とも言われていますが、その理由としては
・実際に見ると時計台が小さくてがっかり
・(周りに何もない場所にあると思っていたけど実際に訪れると)周りがビルでがっかり
・正面以外は平凡すぎてがっかり

時計台の宣材写真として周囲のビルを隠すような正面写真が多く、札幌=広大というイメージと結びついているのがその理由だと感じます。
議事録にもありましたが、
時計台の向きは少なくとも南向きに変更するのであれば賛成したいです。
現在の時計台の正面は西向きにありますので、
西側に高いビルがあると時計台正面が日影になります。
時計台を南向きにすることで、大通西2街区の東半分のオープンスペースの効果が大きくなるとも思います。

また、広大な場所に時計台が建っているというイメージを尊重するなら半街区すべてを時計台にすべきですね。
もちろんすぐには無理な話ですから、まずは高層ビルに囲まれた歴史的建造物ということを宣伝していくべきだと感じます。
中途半端な高さのビルこそが時計台と調和が取れないという考えがもっと広がってほしいと思いました。

No.4856 投稿者:りでべ 2023/09/22(Fri) 19:03

現市役所は時計台周辺地区計画よりも厳しい、高さ78mに規制されているのですね、これは知りませんでした。

私も経済センター中通の1mのセットバックでいったい何が解決されるんだろう思いますね。管理人さんがおっしゃる通り大きなセットバック+植栽もいいですが、私はセットバックなしでも周囲と調和する外観であればいいと感じます。

時計台はむしろ大通西2の中央付近へ移設。南向で大通側はオープンスペース、北1側は植樹をして人工樹林を整備。これはどうでしょうか?

No.4859 投稿者:Kitakumin 2023/09/24(Sun) 16:13

管理人さん、りでべさん

お考えを詳しく示してくださり有難うございます!>管理人さん
時計台周辺地区計画を策定するのであれば、時計台というシンボルや時計台を活用する観光をこうしていくという方向性の検討がまだまだ不足していると思うのですが、
昔の決定事項に縛られているというか、それを理由に敢えて検討や議論を避けているというか、
民間事業者の提案に任せているというか、セットバックについてもその内容が形骸化されていて実際の効果には疑問が残る・・・
などの印象を私も持ちました。

ただ、ここで深く掘り下げられなければ、基本はこのまま進められることになりますので、そこはあまり感情を持たずに議事録を読むようにしておりました。
時計台の場所は変わらないのでしょうね。向きは変えることに制約はないと思いますし、市が今の向きのまま残すと決めるには議論が不足していると感じます。

老朽化が進んでいる経済センタービルは一番最初に建替えられるべきかと思いますが、入居している機能がどこに移転するのがいいのかなと考えてしまいます。
あの周囲のオフィスビルとしては、道新ビルの建替えが早そうですので、そこが新・経済センタービルの役割を担うと比較的スムーズかもしれません。
市役所跡地にその役割を持たせても良さそうに思いましたが、市役所の建替えが足かせになり、実現が遅くなりそうです。
そして、経済センタービルの再開発には、どこが事業主体となっても良いのですが、
西2丁目地下歩道、創成スクエアとの接続はもちろん、市役所跡地や西3側との地下アクセスなども考慮した計画になって欲しいと思っています。
地下ネットワークがどうなるかは今後の検討事項ということで、チカホのように多くの人に利用されるネットワークが形成されるばと期待を持っています。

No.4861 投稿者:札幌闊歩路 2023/09/24(Sun) 16:29

りでべ さん

> 時計台はむしろ大通西2の中央付近へ移設。南向で大通側はオープンスペース、北1側は植樹をして人工樹林を整備。これはどうでしょうか?

個人的には、ありだと思います!

時計台が4街区の中心にある道庁赤れんが庁舎のような場所にあるなら話は別ですけど、
過去にあんな隅っこに移転させておきながら、
いまさら景観の話を出してきて、移転や向きの変更も検討しないなんて、
ずいぶんと勝手な話をしているなと空いた口が塞がらないというのが正直なところです。

No.4862 投稿者:札幌闊歩路 2023/09/24(Sun) 19:52

Kitakumin さん

> 民間事業者の提案に任せているというか、セットバックについてもその内容が形骸化されていて実際の効果には疑問が残る・・・
> などの印象を私も持ちました。

壁面後退する意図が何も論じられていないというのが一番の問題だと思っています。
言わなくても分るだろうということなのでしょうけども、
高さ60mを超える部分で12mの壁面後退することで、時計台の「どういう部分」に「どういう効果」があるのかが全く論じられていません。
たとえば、5mならこうだが、10mでもこうなので、12mに定めたというような説明もありません。

本当に時計台の景観や、観光スポットとしてアピールしていくならば、
りべでさんのような大胆なプランもきちんと「検討」すべきだとつくづく思います。

ただ、以前から申していますように、
札幌都心部で150m、170mのような高層ビル計画はそうそう出てくるものではありませんし、
やる気がある再開発なら、容積緩和してあげればいいと思います。
景観アドバイス部会があるのですから、
論理上、景観を破壊するような大型再開発などできないです。
駅前通北地区地区計画もビルオーナーらが56m(60m)で提案したわけですが、結果的に条件付きで80mに緩和しました。

乱暴な考えかもですが、
いつも思います、都心なのですから初めから100m以下の高度限度なんて定めなければいいのにと。

今回の時計台周辺地区計画の議事録を見ていると、
札幌では歌舞伎座タワーのようなビルは建つことは未来永劫なさそうですね・・・・

No.4865 投稿者:りでべ 2023/09/25(Mon) 14:04

管理人さん

> 時計台の「どういう部分」に「どういう効果」があるのかが全く論じられていません。
たとえば、5mならこうだが、10mでもこうなので、12mに定めたというような説明もありません。

根拠の説明を受けずに審議が進んでいくのも、Kitakumin さんがおっしゃる形骸化なのではないかと思おます。

> 都心なのですから初めから100m以下の高度限度なんて定めなければいいのにと。

駅前通北地区も56mに制限を求めながら、自らの都合で80mへ緩和する変更が行われましたが、これもとても無駄な作業ですよね。
札幌市も容積緩和の具体例をまとめているのだから、高さ無制限地区においては高さは関係なくしたらいいと思います。
管理人さんがおっしゃる通り景観アドバイス部会があるのですから、そこで歯止めできますね。

> 札幌では歌舞伎座タワーのようなビルは建つことは未来永劫なさそうですね

なさそうですね。
なぜ時計台の周囲に高いビルがあるとダメなのかの根拠も議論されていないので、言いなりになっているだけに見えてしまいます。札幌市には歌舞伎座多和のような新しい考え、過去と現代の調和という考えができないのでしょうね。

No.4870 投稿者:Kitakumin 2023/09/26(Tue) 02:34

管理人さんとりでべさんのご意見を踏まえて、議事録の札幌市の説明を再度読んでみました。
今回の計画案は都市計画提案制度に基づくものであり、その流れに沿って進められてきたようです。
経緯を確認しますと、
平成30年に時計台周辺まちづくり勉強会を発足
令和2年度に時計台周辺まちづくりガイドライン策定
令和4年に時計台周辺まちづくり協議会を発足
令和5年に地区まちづくりルールを策定(札幌市認定R5.7)
今回、令和5年(ルール策定と同時)に地区計画を提案
となっています。

R2年度のガイドラインを探したのですが、驚いたことに検索しても見つけることができませんでした。なお、このガイドラインは認定されたものではありません。
協議会は今年7/19に、まちづくりルールは今年7/24に札幌市の認定を受けたようです。
https://www.city.sapporo.jp/kikaku/downtown/project/suishinyoko.html
認定を受けたまちづくりルールは公表されていました。
https://www.city.sapporo.jp/kikaku/downtown/project/documents/tokeidaichikumatidukuri.pdf

なお、議事録の市の説明を読みますと、「ガイドラインの実現を推進することにより、時計台を中心とした魅力ある都心空間の創出を図る」ことが「地区計画の目標」となっています。
そして、今回議論されていない部分については、ガイドラインやルールに基づいているような説明がなされています。
一体、ガイドラインはどんな内容なのでしょうか。

時計台の移設を行わないことについては、協議会に対して「議決事項だからこの位置から変更しない」ことを与条件として地区計画を提案させていたのでは、と勘繰ってしまいます。
議決事項ですので、与条件とするのは理解できなくもないのですが、今回の議事録の中でも「移設を検討しないのか」の質問に対し、「議決事項」を理由として突っぱねています。
議決事項であっても、変更する議決を行えば変更は可能だと思うのですが、それよりも一連の経緯を見てみますと、ガイドラインやルールや地区計画案が現位置を前提としているため、
位置変更など今更できるはずがない、というのが本当の理由なのではないでしょうか。
一方、時計台の向きを変えないことは協議会の意向かはわかりませんし、説明の中で札幌市が根拠もなくそう言っているだけのようにも見えました。

この提案制度を活用するメリットはもちろんあるとは思うのですが、誰のお墨付きももらっていないガイドラインが上位計画であるかのように扱われて、議論の余地すらなくなし崩し的に重要事項が決定されてしまうというリスクがあるように感じました。
地権者にとって望ましい再開発が実現しやすいのかもしれませんが、本当にこのまま運用して大丈夫なのでしょうか。

No.5043 投稿者:Kitakumin 2023/11/12(Sun) 00:12

令和5年度第3回都計審で審議されていました。
https://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/tokeishin/documents/gijiroku123.pdf#page=27
壁面の後退距離の説明がありましたが、後退の目的と距離が述べられているだけで、それが妥当かどうかは読んでいてもわかりませんでした。
手続きの在り方や札幌市の関与などについて、複数の委員から質問がありましたが、札幌市は支援・手伝い・伴走という形で関わり、地域が定めたまちづくりルールを札幌市は認定する、という立場のようです。
ある委員は、「関係する地域や地権者の意見だけではなく、市民のシンボルですから、何よりも市民の合意が必要」「市民のふるさと意識の象徴として愛されてきた建物ですので、この計画も、市民の合意の下、市民にとって誇れる計画にすべき」と言って反対を表明されていました。
一部の委員だけかもしれませんが、この計画が地域や地権者の意見主体で作られたものであり、これまで審議会に諮られることなく、市民の知らないところで、市民の声を聞くことなく進めてきたことに違和感を感じている様子もうかがえました。

都市計画提案制度がそもそもあまり良くない制度だと思っているのですが、
使い方を誤ると、市民の意見が完全にないがしろにされてしまう恐れがある制度だと感じました。
時計台周辺で用いたことで時計台および周辺のまちづくりについては地権者の意向のみが反映されてしまいました。
時計台はガッカリ名所から変わることはなさそうです。

No.5047 投稿者:札幌闊歩路 2023/11/12(Sun) 10:11

> 壁面の後退距離の説明がありましたが、後退の目的と距離が述べられているだけで、それが妥当かどうかは読んでいてもわかりませんでした。

日本では景観について、確たる指標もなく、幼い頃から学んでいない分野であり、個人の主観により指標が大きく変わるものなんです。
個人的に3Dでシミュレーションすることが多いのですが、
あくまで3D上の「絵」では1mのセットバック、3mのセットバックでは違いはほぼありません。
例えば、セットバックがなくても北海道ではほぼ見られない竹垣なら圧迫感が和らぎますし、
透明度の高いガラスで建物の奥がよく見えることでも圧迫感が和らぎます。

「絵」でさえこれぐらいの違いがありので、
さらに匂い、風の流れなど、現場では五感にっても感じ方が大きく変わります。

85mに抑えて5mのセットバックなら、130mにして8mのセットバックをすると、
誰もが圧迫感が和らぐでしょうが、
札幌は冬季間に雪が積もりますので、そのセットバックしたスペースが雪捨が積もるだけの空間になってしまうのは逆に景観を乱すだけだと感じます。
Kitakuminさんがおっしゃるように、セットバックの数値の根拠が知りたいところですね。

> 都市計画提案制度がそもそもあまり良くない制度だと思っているのですが、
> 使い方を誤ると、市民の意見が完全にないがしろにされてしまう恐れがある制度だと感じました。

優良な提案もあるとは思いますが、
基本としては地権者や地域住民の言ったもの勝ちの制度だと感じています。
札幌市がお金をかけて歩道を広げればセットバックなんて必要ないわけです。
都心全域にそれをするのは当然無理ですので、道庁周辺、時計台周辺だけでもいいでしょう。

地区計画の理由に「景観を守るため」が理由になることが多いのですが、
それだけの価値があるのか、市民の意見はどうなのかという観点が完全に抜け落ちていると思います。
「都市計画縦覧では意見はありませんでしたと」という常套句がありますが、
札幌市民のうち、いったいどれだけの市民が都市計画縦覧を行っていることを知っているのでしょうか。
例えば、ランダムに選定した1000人に書類を送付して、
意見を収集するといった対応が必要だと感じています。

No.3032 北海道ビル解体間近か 投稿者:札幌再開発 2022/07/19(Tue) 15:10 このスレッドに返信する

今は空室率が低いが2028年になり、
第2JRタワー
ヨドバシタワー 
道銀タワーと一気に大型オフィスビルが完成し 空室率は一気に10をこえるかと

北海道ビルは看板など取り外しされてました

No.3684 投稿者:Kitakumin 2022/12/15(Thu) 03:11

イケウチは苦戦ですか。
今後も苦戦が続くようであれば、札幌での自社のブランド力の判断や諸々の経営的な判断を見誤ったと指摘される可能性がありそうです。

未来都市札幌さんの仰るように、地下街との接続の有無は集客に大きな差を生む要因になるため、
直接接続のあるビルとの一体感を示す方が、間違いなく得になると思われます。
別スレで示されていましたが、隣接する建物間を地下で接続する取組がカギになると思われます。
https://www.city.sapporo.jp/sogokotsu/umall/documents/housinnann20201125.pdf#page=32
実際のところ、2つの隣接するビルの建替えがあって、一方が地下街に接続する場合に、どの程度採用されることになるのでしょうか。
地下街に接続する側に大きなボーナスが与えられれば、こうした取組による地下ネットワーク化が進んでいくのかもしれません。

今後の再開発については、立地に大きなアドバンテージがある以外は、特色が打ち出せない場合はテナント集めや集客に苦戦するところが数多く出てくるように感じています。
周囲と連携し、ビルや一体エリアの魅力・付加価値を高めるための取組を行うかどうかという点で、オーナーさんの経営判断が極めて重要だと思います。
テナント集めや集客については、これまでのビル建替えや今後の再開発などについて、以下のように予想します。
イケウチは×、苗穂ヒクラスは×、ラフィラ跡地は○、モユクは○~△、北8西1は×、4プラは△~×、
第一生命は○、ヒューリックは△、北1西5は×、道ビルは△、ピヴォはコンセプト次第、
北4西3は○、北5西2は○、北5西1は△、北5東1は×、道銀跡地は○
特に、周囲と連携していないように見える4プラは心配しています。

No.3685 投稿者:札幌闊歩路 2022/12/15(Thu) 09:19

いわゆる公共の地下歩行空間との接続はビル所有者単独で可能ですが、
札幌市が目指しているビル同士の接続はビル所有者同士での連携が必要になりますので簡単にはいかないだろうと思っています。

例えば、新たに建物間地下接続促進地区を策定して、
建て替えの際に隣接する建物と接続可能な構造にすることを“義務化”して、補助金や容積ボーナスを与えることが最低でも必要と考えます。
しかしながら、接続可能な構造になっていたとしても、
ずっと直線的に移動できればいいのですが、大きく曲がりくねったものであれば、その利便性が失われてしまいます。

すすきの地区のとある丁目は、南6条から南4条まで既存ビル1階の通路で概ね直線的に移動することができます。
※道路の斜め横断となるので実践してはいけません。
これが地下で移動できるのであれば、道路を斜め横断をする必要なく、天候に関係なく移動できるのでとても利便性の高いものになります。

ただし、ビル所有者間での連携の必要がある以上、
条例化するなど、ある程度の強制力がないと決して進まないと考えます。
隣接する一定規模以下の老朽ビルの共同再開発を推進する手も打ちながら進める必要があると思います。

No.3688 投稿者:りでべ 2022/12/16(Fri) 12:46

ビル間が地下で接続されているビルって、今では丸井今井大通館と一条館ぐらいしか思いつきませんが、過去に西武にありましたけど。
もちろん地下でつながるといいけど、簡単にできるものなのでしょうか?
同じ営業時間でなければ効果が十分に発揮できないですし、都合よく建て替えが続くものなのでしょうか。

西2丁目南側は歩行空間を併設するはずが、地下駐輪場のみになってしまったし、将来像と実際の結果が彼辺此辺になっています。
まずは公共地下歩行空間の整備を優先するでいい気がします。

No.3689 投稿者:通りすがり2 2022/12/16(Fri) 15:30

東京、名古屋、大阪などにある実例だと、
ビル間の地下接続、というよりは、公共地下通路がビルを貫通している、というイメージの方が近いですね。

地下通路に入れる時間であれば、つねに通り抜け可能なところがほとんどですし
歩いていて、ここは上が道路なのか、ビルの中なのか、と意識する瞬間もありません。
札幌の例だと、札幌駅の地下通路がステラプレイスの地下を貫通して、南北に通っているのと同じです。

これは丸の内ですが、
道路の下以外はほぼビル地下の通路が公共通路的な機能&デザインになっていて、普通に公共通路として利用されています。
https://office.mec.co.jp/assets/pdf/concept/environment/underpass_map.pdf

No.3700 投稿者:札幌闊歩路 2022/12/17(Sat) 10:57

札幌中心部の商業施設は再開発不況に喘いでいます。

相次ぐ再開発による商業施設の閉鎖により、コロナ禍も相まって都心を訪れる人が減少していることが要因です。
また、再開発が完了したからといって移転したテナントが戻ってくるかというと、
一般的に再開発前に比べてテナント賃料が2倍から5倍以上になるため数割しか戻ってきません。

情報伝達が発達した現在、ウィンドウショッピングという習慣もなくなりつつあり、
いわゆる「街に行く」というのではなく、初めから目的の場所を訪れるという行動が増えています。
以前は「回遊性」が重要とされていましたが、今は「滞留性」の方が重要になりつつあるようで、
目的のテナントを訪れ、余った時間を過ごす場所が移動しやすい場所にあるかどうか決め手となります。

そうなると、夏は暑くて日焼けする、冬は転んで怪我の心配がある地上を歩くよりも、
地下で行き来できる場所が優先されるのは至極当然で、どうせ高い賃料がかかるならと地下歩行空間に直結したビルが選ばれ、
直結していないテナントは敬遠されてしまうのは自然な流れかもしれませんね。

札幌市の公共地下通路整備は費用対効果が高いので待ったなしかと思います。
明日から工事をはじめても、工事だけに5年前後はかかります。調査を含めると10年前後かかるでしょう。
悠長にビル同士の地下接続を待っているのではなく、速やかに公共地下歩行空間の整備を進めるべきだと思います。

No.3721 投稿者:Kitakumin 2022/12/22(Thu) 03:32

先日東京を訪れた際に、丸の内の地下を歩いてみました。
公共地下通路とビル内の通路の両方があり、
ビル内は地下街のように飲食店やカフェなどの店舗が連なっているため、賑わいも生まれていましたが、
公共地下通路は寂しいところもありました。

地下通路や地下街の設置目的によると思いますが、賑わいのあるエリアを拡大するという観点からは、
ビル同士の地下接続を行い、地下街のような空間を増やすことはかなり有効かと思いますので、
公共地下通路+ビル同士の地下接続の両方が進むのがベストかと感じました。

No.3725 投稿者:心配性 2022/12/22(Thu) 09:40

kitakuminさん

チカホに相当する、博多駅から隣接した祇園駅までの地下道も寂しいかった印象を受けます。とても楽しく歩く気分にはなりませんでした。
その点、札幌市はよく考えたと思います。観光に力をおいている福岡市でも、チカホの発想は無かったのでしょうか?
https://www.fukuokatown.com/hakatastation-gionstation-shortcut/

No.3726 投稿者:TERRA 2022/12/22(Thu) 12:21

博多は天神までとの距離がある上に、元からオフィス気質が強かったので堅実かつ無難な地下歩道になったと思います。
名古屋でいうと名駅⇆栄に賑わいが繋がってないのと同じかと思われます。

No.3727 投稿者:心配症 2022/12/22(Thu) 12:50

了解です。

そう言われれば、東京の都心部ですら、ビルとビルの間に、一軒家があったりしますよね。

札幌市の都心部は、夜間人口は、守衛さんしかいないかもしれません。

昭和30年代まで、丸井今井の近くやススキノにも住居がありました。
効率よいまちづくりは、歴史の薄さか、市の指導が良かったのか。

No.3728 投稿者:りでべ 2022/12/22(Thu) 13:02

心配性さん

札幌のチカホは地下街をつくる予算がないので現在の形になっています。
結果的に広い通路(法令上は道路です)の両側にビルの地下1階部分が接続されてた、ある意味として真の地下商店街が形成されました。

もともと地下鉄コンコース沿いにもビル地下1階が接続されていたので、チカホ方式に違和感がなかったです。
チカホは観光が主目的ではなく、銀行や証券ビル、オフィスビルしかなかった駅前通の北側の再開発機運を見逃さず、事前に建て替え時期を調査し、沿道のビルが商業とオフィスの複合ビルに建替が続いた時期にチカホが建設されたからこそ成功したのだと思います。

No.5011 サンケイビルがグランドホテル別館を取得 投稿者:りでべ 2023/10/31(Tue) 09:15 このスレッドに返信する

【札幌】サンケイビル 札幌グランドホテル別館ビルを取得
https://note.com/dokode/n/n135e3d013e2b

取得したビル単体の再開発もあるかもしれないような書き方です。
全館の建てでなく、街区全体の再開発を期待したいです。

No.5013 投稿者:未来都市札幌 2023/10/31(Tue) 17:14

北海道新聞の記事ではサンケイビル側は「将来の計画を多角的に検討しており、現段階で決まったことはない」としています。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/933586/
また、札幌市は都心部に高機能オフィスや高級ホテルの開発を誘導するための新たな方針の策定を目指すそうで、現状よりも容積率を緩和する方向らしいです。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/931784/

No.5014 投稿者:かじたん 2023/11/02(Thu) 05:43

街区一体開発は難しいかもしれませんがグランドホテル全体の再開発は
オフィスとホテルの複合型やオフィスとホテルの2棟計画など、色々な計画するには敷地は広いので十分だと思います、札幌市のさらなる緩和措置で期待はできるので期待したいですね

No.5015 投稿者:札幌闊歩路 2023/11/02(Thu) 20:10

こんにちは、りでべ さん、未来都市札幌 さん、かじたん さん

> 取得したビル単体の再開発もあるかもしれないような書き方です。

個人的には単独よりも将来的にノースプラザビルとの一体再開発を見たかったです。
駅前通側は60mという高さ制限があるので、道路幅が広い北1条通に面した半街区の120mビルもありかと思いました。

> また、札幌市は都心部に高機能オフィスや高級ホテルの開発を誘導するための新たな方針の策定を目指すそうで、現状よりも容積率を緩和する方向らしいです。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/931784/

記事だけを見ると、既存の「都心における開発誘導方針」と同じように見えます。
環境アセスメント費用の免除や補助を含めた大胆な緩和にならないものでしょうか。

> オフィスとホテルの複合型やオフィスとホテルの2棟計画など、色々な計画するには敷地は広いので十分だと思います、札幌市のさらなる緩和措置で期待はできるので期待したいですね

北西側には道庁があるので高いビルを建てると、景観なにがし部会からうるさく言われそうなので、
北東角に60m程度のホテル
取得した南西角に100m程度のオフィス
北西角は30m程度で道庁の展望デッキ眺望などを中心とした商業・飲食施設
のような再開発されるような気がします。

No.5001 バス路線廃止 投稿者:りでべ 2023/10/24(Tue) 09:44 このスレッドに返信する

中央バス、一部で郊外から札幌中心部への乗り入れ取りやめ 運転手不足で
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/929928/

郊外と都心を結ぶ路線を廃止して、地下鉄駅を中心とした路線に変更するそうです。
数年前?に管理人さんが篠路の再開発の話題(だったと記憶していますが)で、運転手不足により、駅を中心とした短距離路線にしないといけないという話をしていらっしゃいました。
当時はまだ運転手不足など現実的でなかった時代にこのような話は正直言うと半信半疑でしたが、現在、日本各地で運転手不足によるバス路線廃止が続いている現実に、
少子高齢化の影響がここまで大きいとは思いませんでした。
再開発だけでない管理人さんの豊富な知識量に改めて感服いたしました。

これを気に郊外駅周辺が活気付けばいいのですが。

No.5004 投稿者:札幌闊歩路 2023/10/24(Tue) 19:52

こんにちは、りでべ さん

そんな話をここでした記憶があります。
長距離路線は無理ですけど、駅間を走る路線はある程度必要かと思います。
環状通を走る路線が重要になってきそうです。
本来は路面電車がその役割なのですが、
少子高齢化時代において、郊外から都心直通は廃止やむなしだと思います。

単に短縮とか廃止ではなく、地下鉄やJR駅を中心としたバス路線に大再編する必要もあると思います。
軌道系交通と道路の役割がますます重要になってきていると感じます。

No.5006 投稿者:りでべ 2023/10/25(Wed) 19:35

すみません、スレッド被っていましたね。
通勤途中に書き始めて、休憩時間で送信したので気づきませんでした。

それにしても、少子高齢化が予想以上のスピードで進んでいますね。


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