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No.5073 投稿者:Kitakumin 2023/11/21(Tue) 23:23 ラピダスが考える北海道バレー構想について

ラピダスの小池社長が春頃から「北海道バレー構想」を進めると言っています。
https://shikiho.toyokeizai.net/news/0/701273
・2030年までに半導体関連企業や研究機関、大学が集まる「北海道バレー」の実現を視野に入れている
・自治体とも協力して苫小牧から札幌、石狩に抜ける一帯を「北海道バレー」と名付けて、「シリコンバレーに負けないような開発」を目指す
・「非常に多くの装置メーカー、素材メーカーが真剣に検討している」

この「シリコンバレーに負けないような開発」というのは、具体的にはどのような構想を抱かれているのでしょうか。
北海道とはどこまで共有しているのでしょうか。単なるサービストークなのでしょうか。

アメリカのシリコンバレーを本拠地とする主な企業のリストを確認すると、
アドビ、Apple、Google、HP、インテル、マックストア、Facebook、オラクル、シマンテックなどのソフトウェアやインターネットサービス会社がズラっと並んでいますし、
航空写真でApple社、Google社、Facebook社を見ると、その規模だけでも凄いことになっています。
半導体は主要な産業として位置付けられているものの、世界的な大企業が何十社もここに本社を置き、更に多くの世界的企業が拠点の一つとして集積し、新しい企業もこの地でどんどん生まれ、スタンフォード大学をはじめとする多くの大学や研究機関と連携し、世界のデジタル産業をリードしているのがシリコンバレーなのではないでしょうか。

少なくとも、中国の深圳市のようなトンデモナイ開発をやらなければ2030年までにこうした巨大なバレーができることにはなりません。自分の予想では、
まずはラピダスや半導体製造装置メーカー(ラムリサーチ)中心のサプライチェーンを集積させて、大学(科学技術大学?)や研究機関(imec)も含めて北海道バレーの基本形を作り、
半導体関連メーカー(装置メーカー、素材メーカー、商社)、デジタルインフラ(データセンタ等)、デジタル産業、デジタル化を進める全ての産業が、苫小牧から石狩に抜ける一帯に数十年かけて集積していくことを目指しているのではないか、と感じました。
イメージ図はコチラです。(https://www.meti.go.jp/press/2021/06/20210604008/20210603008-4.pdf#page=4)
「シリコンバレー」を引き合いに出したということは、半導体関連メーカーだけを対象とする構想ではない、と考えました。

一方、国や北海道はどう考えているのでしょうか。
経産省の対応を見ますと、ラピダスはもちろん、関連企業やデジタル産業に対しては全面的な支援があると思われます。
では北海道の対応は?

自分の中では、ラピダスの構想と北海道の想定に大きなズレが生じているのではないかと考えています。
情報を集めているところですが、皆さんのご意見を伺えればと思いましたので、スレッドを作成させていただきました。よろしくお願いいたします。

No.5074 投稿者:Kitakumin 2023/11/21(Tue) 23:43 Re: ラピダスが考える北海道バレー構想について

連投スミマセン。北海道の取組のご紹介です。

現在、「北海道半導体関連産業振興ビジョン」の策定に向けて有識者懇話会が開催されています。
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/jhs/161241.html
ビジョンの骨子案を読んでみると、受入環境の整備、共同研究体制の整備、教育環境の整備、デジタルインフラやDX関連企業の集積、地域資源等を活かした企業の誘致やビジネスマッチングの推進などが書かれていました。少し広めに捉えているようですが、具体的に何をするかは見えてきません。
他の資料も見てみましたが、まずはラピダスを軌道に乗せるために、まずはメインターゲットを半導体製造に関連するメーカー(半導体製造メーカー、半導体製造装置メーカー、半導体材料メーカー)に絞っているように見えます。

また、ラピダス工場の水源の問題がありました。
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/jhs/konwakai.html
約5万m3/dと言われるラピダス工場での必要な水をどこから供給するかの問題です。
「水が豊富だから来てください」とトップセールスをしておきながら、何をやっているのかと道の懇話会の資料を見てみましたが、
苫小牧地区の工業用水道第二施設(安平川、能力10万m3/d)から確保する方向性となったものの、
10万m3のうち5万m3をラピダスに使われてしまうと、今後の苫東地区の工場進出があった時に供給できない可能性があるとのことでした。
今は緊急対策として実施するのでしょうが、別の対策も進めていかないと、すぐに水不足問題が再燃しそうです。

参考として、札幌市の取組はこちらです →「工業団地造成の需要や適地等の調査を行う」
「企業を誘致する」という発想ではなく、「希望があるかを調査する」ということのようです。
希望が沢山あって適地がなかったらどうする考えなのか聞いてみたいです。

No.5075 投稿者:Kitakumin 2023/11/21(Tue) 23:51 Re: ラピダスが考える北海道バレー構想について

更に連投すみません。

ラピダスは1nmの半導体の技術開発を目指すと先日報道されていました。
何故ラピダス工場が多くの水を使用するかについては、2nmを実現するために多くの水が必要になるという説明がどこかの議事録に書かれていた記憶があるのですが、
これが1nmになる場合、水の使用量が増えたりするものなのでしょうか。
もしご存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただけると有難いです。

No.5077 投稿者:札幌闊歩路 2023/11/22(Wed) 09:12 Re: ラピダスが考える北海道バレー構想について

Kitakumin さん

> これが1nmになる場合、水の使用量が増えたりするものなのでしょうか。

かなり昔の知識なので参考にならないかもしれませんが、半導体ウェハーの製造には超純水が必須です。
他にも超純水が必要なケースとして、

・液晶の洗浄用水
・発電用タービンの蒸気発生器用水
・医薬品産業の注射用水
・光学レンズの洗浄用水

これらの製造には超純水が必要になります。
例えば、網目のようなものを洗浄する際に、目の荒い網は少ない水で洗浄できますが、目の細かい網はより多くの水で洗浄しないと汚れが落ちないというようなものなのかなと思っています。
純水・超純水には物質を溶解する性質があることから洗浄に向いているのでしょうかね。

ちなみに、昨日のニュースでラピダスの経済効果について報道されていました。

最大18.8兆円 次世代半導体メーカー・ラピダス進出で 道内の経済効果を試算「千載一遇のチャンス」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e5b4ad9bd3ac79222a60059ac5157b41ec14efc

14年間で最大19兆円弱という経済効果は北海道でかつてない規模ゆえに、
様々な歪を生む可能性があるので、喜んでばかりいられないなという気持ちになってしまいました。

No.5078 投稿者:Kitakumin 2023/11/22(Wed) 12:14 Re: ラピダスが考える北海道バレー構想について

管理人さん
ご教示いただき有難うございます。毎日何万m3もの超純水を作ることがかなり大変そうですが、
もしかすると工場の何割かは超純水の製造工場なのかもしれませんね。
工程によって必要となる純度が変わるのかもしれませんので、全てが超純水ではない可能性もあるでしょうか。
超純水を製造するRO膜は0.1nm程度の孔で不純物を取り除くようですので、2nmや1nmの半導体に超純水が必要なのも頷けます。
なお、工業用水は水道水より水質基準が緩いため、超純水の製造過程で生じる不純物も相当多くなりそうです。
本当は、工業用水よりは水道水の供給がある方がベターなのでしょうが、そこは工場で対応するということなのですね。

苫東の工業用水の不足が課題になっていたため、この地区の上水道(石狩「東部」広域水道企業団)の資料を見ていました。
http://ishito.jp/wp/wp-content/uploads/2020/08/senryaku.pdf#page=9
2つの浄水場で施設能力は約10万m3、江別、北広島、恵庭、千歳に約1.5~3万m3、それと周辺の町を供給対象としているようです。
こちらから5万m3をカバーすることは困難でしょうが、江別や北広島の一部地区には札幌の給水区域と連続することから、札幌の水道水で賄うこともできるように感じました。
札幌市は石狩「西部」広域水道企業団(供給対象は札幌市、石狩市、当別町、小樽市)から令和7年に新たに供給開始となるようです。
http://www.ishikariseibu.or.jp/business.html
札幌市も今後さほど水道水の使用量が増えることもないでしょうし、
新たな水源開発となると数十年+巨額の費用がかかるでしょうから、既存の水源で融通して対応できるような自治体の連携が必要に感じました。

ラピダスの経済効果は道新記事でも見ていました。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/943361
量産化に成功すれば、2棟以上は建つでしょうから、大きい方の数字18.8兆円になるというわけですね。
半導体関連事業所だけでも70もあるのですね。(立地の確保は喫緊の課題!)
なお、製品の道内販売割合が1棟の時は0%、2棟の時は5%と設定されていました。
5%が多い数字かどうかはわかりませんが、チップを大量に使用するソフトバンクのデータセンタが苫小牧にできるわけですし、
ラピダス出資企業(ソフトバンクもその1つ)の幾つかは、千歳周辺に工場を建てて大きな生産拠点とすることも想定している可能性はあると思います。
また、グーグルやアップルなどのアメリカIT大手も将来の販売先と見据えているという記事がありましたが、アップルなどの工場が道内に建つ可能性もゼロではないかもしれません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a10b8c1fc7b5c204ebd95b58c5e636fa65261893
太陽電池など新エネ関係の施設もバンバン建ちそうです。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/943687/
こう考えると、記事にある道内の経済効果の試算には販売先の工場建設が全く考慮されていないことから、過小評価すぎる気もしています。

工業団地の不足については、いくらでも拡張可能な形態の団地とメインストリート1本を、サッポロビール庭園駅前から新規造成できないでしょうか。
道東道沿いにいくらでも伸ばしていけばいいのではないかと思いますし、ICを1箇所設置することで交通の便も飛躍的に向上します。

>様々な歪を生む可能性があるので、喜んでばかりいられないなという気持ちになってしまいました。

技術者や従業員を道内から集めようと思わないで欲しいです。他の産業がますます人手不足となり廃れてしまいます。
ほとんどの技術者や従業員を道外や世界から受け入れるつもりで、道や自治体には受入体制を一番の課題として本気で取り組んで欲しいです。

No.5079 投稿者:りでべ 2023/11/22(Wed) 15:47 Re: ラピダスが考える北海道バレー構想について

札幌中心部の大型商業施設は苫小牧や岩見沢、余市までもが商圏とも言われていますが、ラピダス関連企業の増加で千歳や恵庭、苫小牧の若年人口が増えそうなので札幌中心部の商業施設にも一定の恩恵がありそうですね。
北関東の工場地帯では県外から1時間以上かけて通勤する人も多くいますので、札幌も厚別区や清田区に家をかまえる人もいるかもしれません。

> 様々な歪を生む可能性があるので、喜んでばかりいられないなという気持ちになってしまいました。

管理人さんらしい受け止め方だなと思いました。
札幌としては直接的な変化ではなく、間接的で緩やかな変化となる可能性がありますが、千歳は急激な変化による色々と影響が出てきそうですね。

No.5080 投稿者:道外出身者 2023/11/23(Thu) 08:37 Re: ラピダスが考える北海道バレー構想について

一般的に超純水はRO膜(逆浸透圧で不要なイオン分を取り除く)で作った純水を再度フィルター類を通し、電気伝導しないパーティクルを除去して作っていると思います。
1〜2nmは原子数として10個〜20個程度のほんのわずかです。
そこにちょっとでも余分な原子が入れば途端に機能しなくなります。
基本手的には酸や有機溶媒で洗浄した後に超純水で洗浄し、ウォーターマークが残らないように乾燥させる必要があります。

TSMCの量産工場で月産2万枚の12インチ(300mm)ウエハをつくります。
バッチで25枚程度まとめて洗うこともあれば、1枚ずつ洗う工程もあります。
汚れが絶対につかないようにするため、自宅洗濯機のような水の使い方は無理ですね。
また、クリーンルームを一定の湿度環境下におきますが、加湿に使う水もパーティクルが出てこないようにするために純水を使います。


私は電力も心配です。EUVは現在一台数百億。発電所一個分近い電力を使うと聞いています。
それを維持できるのか。

現状、装置メーカーはここには来ないと思っています。あくまでメンテナンスは保守部隊のみ。
やってくるのは、化学メーカーなどの素材関係で、すぐに納品して使わないと適切な機能を発揮できないため。

窒素ガスのプラントは作っていると聞きました。
北海道全体で使っている窒素ガスの量と工場で使う量がほぼ同じなので供給できなくなる為だそうです。

管理人さんの歪みのご指摘はごもっともで、アイシン・デンソー系のときに確か沼ノ端に巨大マンモス小学校が一時的にできていませんでしたかね。
こういったことが積み重ならないかとの懸念はあります。
一時的な歪みを解消させる方策で、うまく発展に繋げられるかが重要ですよね。

No.5081 投稿者:Kitakumin 2023/11/23(Thu) 12:22 Re: ラピダスが考える北海道バレー構想について

道外出身者さん

詳しく教えていただき有難うございます。純水や超純水の使い道が多いのですね。
「自宅洗濯機のような水の使い方」とは繰り返し使うという意味で捉えて大丈夫でしょうか。

電力は60万kW使用するとあり、北電とは安定調達に向けた協議をしているようです。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/917413/
また、海底送電線が今で90万kW、将来的には600万kWまで拡大する予定があり、こういうのも活用できるので大丈夫という話を聞いたことがあります。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/823917/

装置メーカーについては、EUV露光装置を製造しているAMSLが導入や保守点検に協力するとありました。保守のみなのですね。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/915357/
西村大臣は装置大手のラムリサーチが北海道に来るといっていましたが、これも同様なのですね。

千歳北陽地区の周辺では開発行為や土地区画整理事業がさかんに行われていますね。
千歳北陽小は確か全道一のマンモス小学校だったと思いますが、
去年分離新設校ができたので、住宅地が広がったとしても、しばらくは大丈夫なのかもしれません。

No.5082 投稿者:札幌闊歩路 2023/11/24(Fri) 21:57 Re: ラピダスが考える北海道バレー構想について

>千歳北陽地区の周辺では開発行為や土地区画整理事業がさかんに行われていますね。

千歳市については詳しくなのであくまで地図上での話になりますが、

千歳に大型商業施設 来秋にも開業 無印良品やケーズデンキ出店
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b574a900525ef378107576b8f8582e7d7fcd027

この記事にある大型商業施設は北陽地区にかなり近いように見えますね。
市街地が移動しているのではなく、純粋に広がっているのであれば、ラピダス関連で住宅地不足になる可能性がありますね。

急激な人口増加はその後も漸増が続かなければ、その先には急激な少子高齢化が待ち構えています。
また、千歳から苫小牧は自然豊かな土地が広がっていますが、
国道36号線のバイパス整備は待ったなしだと思います。
どのような構想があるのでしょうかね。

No.5083 投稿者:Kitakumin 2023/11/25(Sat) 00:39 Re: ラピダスが考える北海道バレー構想について

管理人さんに示していただいた商業施設の場所は、フランスベッド工場跡地とありますので、国道36号と中央道路(JR千歳駅に向かう主要道路)の分岐箇所から近い場所のようです。
検索すると情報が出てきました。
https://shutten-watch.com/hokkaido/30115
両方の道路に挟まれて、利便性に優れた立地ですね。
長都駅も近く、線路を渡って北陽地区も買い物圏内になりそうですので、人口や人の往来が確実に増えるということで進出したように見えます。

それにしても、千歳市は不足する工業専用地域で商業施設を建てられるようにしたり、北陽地区の周囲も560m×560mの大きな区画で次々と住宅地にしたりと、
企業や人の進出に対して来るもの拒まずの姿勢がとても顕著な都市だと感じています。
その分、北陽地区側(JR東側)は、周辺地区とつながる幹線道路が全くないなど、やはり道路整備が課題になっていると思われますし、実際とても走りにくく感じています。
今後は千歳市は工業団地や住宅地の大幅な造成が不可欠であり、JR東側が今後も開発されることが予想されますので、
国道36号の戸磯地区(恵庭市)から、337号の寿ランプまでつなぐ幹線道路を整備し、そこを中心に住宅地や工業団地を配置するような、少し大きい目で見た道路整備が必要に感じました。

恵庭の東端にある戸磯工業団地についても、横浜市の食品会社が購入したという記事を最近見た気がするので、
恵庭側と千歳側の両方が広がり、両市が完全につながるのも時間の問題かもしれません。
北広島市~苫小牧市までは、一体的に都市計画・基盤整備を(ラピダス関連の都市基盤整備費のような形で国の大きな補助を受けて)行えるようになる方がいいと思うのですが、
道庁の仕切りはあまりない方がいいと思うんですよね。
ラピダス対応のインフラ整備では一体で取り組む必要があるので、こうした機会に4市が合併できるのが一番良い気がするのですが、そういう話って全く出てこないものなのでしょうか。
時代は違いますが、しばらく前にブラタモリで北九州市の成り立ち(5市・2国の合併)を取り上げていて、産業発展のための合併という選択肢もあるんだと感じたところでした。

No.5094 投稿者:Aki 2023/11/27(Mon) 15:43 Re: ラピダスが考える北海道バレー構想について

経済効果の試算は2棟の場合のようですが、ラピダス側は最大4棟を想定しているようです。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/944625/

No.5097 投稿者:心配症 2023/11/29(Wed) 09:57 Re: ラピダスが考える北海道バレー構想について

そうなると国家戦略ですね。
道庁や道内の企業が主導権を握ることはないでしょう。

北海道は、本州からの太平交易路で、飛鳥文化の影響を受け、石狩平野南部(千歳市)から、続縄文時代から、新しいアイヌ文化の前となるさつもん文化に移行します。
その後、札幌市方面に拡がっていきました。

数百年後の歴史家は、ラピダスの進出を、似た現象として捉えるかも。

千歳市は、地政学的に、水源を含め、文化を変える特別な場所かもしれません。

No.5101 投稿者:Kitakumin 2023/11/30(Thu) 01:48 Re: ラピダスが考える北海道バレー構想について

Akiさん
情報有難うございます。
最初の1棟では10万キロワットとあり、以下の記事では最大60万キロワットの利用電力とあったため、将来の棟数が疑問でした。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/917413/
4棟まで稼働できる状況になると、関連企業の進出の状況も大きく変わってきそうなのですが、
現状では工場進出につながっていないとの記事がありました。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/945880/

ラピダス関連の道新の記事は、良いことばかりではなく課題にも着目していて、熊本の先例の紹介も多く、個人的にはかなり参考になると感じております。
現状では関連企業が工場進出を決められないのはある意味当然で、ラピダスの本格稼働まで様子見が続くとは思うのですが、
もう一つ、立地条件の良い工業団地が少ない(ほとんどない)ことが要因の一つだと感じています。
「新しい工業団地や住宅やインフラを早急に用意しますので、北海道への工場・企業の進出を前向きに検討してください」というメッセージと目に見える行動が不可欠ですし、
それがなければ千載一遇の好機を逃がしてしまいます。道はどのように認識しているのでしょうか。
道新の役割は重要ですし、特にラピダス関連では期待しています。

心配症さん

ラピダスの成功、国内半導体産業の復権はすでに国家戦略であるとは思うのですが、
それを最大限活用した企業・工場進出の促進はやはり道の役割ですし、受け皿の用意は道や自治体の責務です。
歴史的にも大きな転換点なのかもしれませんし、そうなって欲しいのですが、そうした流れになるかは道の対応次第だと思っています。

No.5102 投稿者:心配症 2023/11/30(Thu) 11:06 Re: ラピダスが考える北海道バレー構想について

kitakuminさん。

すみません、私の言い方が悪かったかもしれません。

シアトルやロサンゼルスも、太平洋戦争で、対日本相手の軍需産業が盛んとなり、国策が、今の地位の基盤となっている都市は少なくありません。

ラピダスは降ってわいた話ですが、ただ、情報革命の時代です。
今まで、さらに、産業革命の時代に対応した明治政府の北海道開拓も含め、中央政府任せの時代でないことは確かでしょう。

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