日経新聞より記事が出ており、政府と3メガバンクなどが札幌市を国際環境金融都市に位置づけるプロジェクトが月内に始動、北海道で最大40兆円の投資が行われるそうです。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFC077UU0X00C23A6000000/
これまた、ラピダスに続く大きな動きとなりそうですね。
北海道新聞記事も貼り付けておきます。
「GX投資呼び込みへ 道内の産学官と金融機関が共同体発足へ 10年間で30兆~40兆円資金集め、再エネ企業支援」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/863270/
「脱炭素社会実現に向けたGX(グリーントランスフォーメーション)投資を再生可能エネルギーの適地・北海道に呼び込むため、国や道内外の21機関で構成する産学官金連携のコンソーシアム(共同事業体)が23日に発足する。」
何が変わるかとなると、脱炭素社会実現に向けた企業・工場などの誘致が進むという感じでしょうか。
再生可能エネルギー関連の企業・施設、太陽光発電の設置、海底直流送電の整備、水素・アンモニアの導入や蓄電池製造・・・
非常に沢山のメニューが、経産省のロードマップ(今年2月)に書かれていました。
https://www.meti.go.jp/press/2022/02/20230210002/20230210002_1.pdf
関連企業が次々と北海道に呼び込まれることが想定されるため、
もしかするとラピダス以上に凄いことになるかもしれません。
道や札幌市はどう対応していくのでしょうか。
まず、構成機関が国やメガバンク3社などと錚錚たるメンバーですよね。企業が環境面で貢献するとイメージアップにもなるので、Kitakuminさんの言うとおり、本社機能移転なども進む可能性がありますね。大札新とも関連性を持って進めていってほしいです。2024年にも札幌市を環境金融の先進地に育てるために特区に指定されるらしいです。
こんにちは、未来都市札幌 さん、Kitakumin さん
この話はとても気になっていました。
経産省のロードマップに「利雪」が含まれていないのがとても残念でした。
雪冷房は広大な土地を持つ地域では実用化されているですし、今後は雪冷房を利用したデータセンター誘致がとても有望であると感じました。
札幌市も学校グラウンドや大規模公園の地下に巨大貯雪槽を設置することで、
超郊外の排雪場を廃止あるいは縮小することで、運搬で発生するCO2を削減でき、夏場は学校の冷房にも使えます。
地域の特性に合った「利雪」をもっと真剣に考えて欲しいですね。
温暖化が進む中で、
広大な平野がある北海道は、雪冷房を利用した超巨大な冷蔵・冷凍倉庫の需要があると思います。
未来都市札幌さん、管理人さん
大札新との連携も行われるでしょうが、ただ「札幌に来てください」と宣伝や助成をするだけではなく、企業の立地や従業員の移住に関して受入体制のテコ入れが不可欠かと思います。
また、環境金融の先進地に育てる特区に指定されることで、札幌は何が変わるのでしょうかね。
メガバンクで札幌支店の機能が大きく拡張されたり、関連企業の進出につながるかもしれません。
今後数年間は、オフィスの供給が増えていく見込みですので、需要増に対応できるのかもしれませんね。
管理人さんが仰るように、「利雪」は北海道で脱炭素社会に向けた取組を進めるうえで、外してはならないキーワードかと思われます。
北海道だけではなく、富山、新潟、山形など、各地で研究や取組が進められているようですね。
経産省のロードマップには含まれていませんでしたが、雪を資源に変える技術が産官学金で進める取組のメインの一つになるよう、北海道や札幌からも発信していって欲しいです。
https://sputniknews.jp/20221128/13987383.html
雪と空気の温度差を利用して発電する技術もあるようですし、まさにGXに合致するこれからの研究分野かと思います。
雪は厄介者にされることも多いですが、環境面で考えると多くの雪があるということは大きなアドバンテージですよね。この雪を上手く活用すれば、本当に「環境首都」化しそうです。
今回、設立されたコンソーシアム「team Sapporo-Hokkaido」は環境+金融を目指すということで、金融商取引の強化などにも取り組むそうです。国際環境金融都市に位置づけるプロジェクトに金融庁やメガバンク3社などが入っていることから、各自治体の国際金融都市構想とは一味違ったものになりそうです。
ただ、国際金融都市で見ると日本総研が英シンクタンクのランキングから、「この2年間、東京の順位は下落する一方。シンガポール、香港に加え、上海や北京にも後れをとっているほか、大阪や福岡も国際的なプレゼンスが向上したとは言えない状況。」と評しているので、札幌は環境と金融を結びつけることで、成功してほしいですね。
金融という極めてドライな領域が、自然環境という生命一般の領域に入り込めるのか疑問です。無理やり言葉をくっつけて何となく良い感じのイメージに仕立て上げた感が否めません。
「利雪」が加わらなかったのは端的に金にならないからではないでしょうか?
小樽や釧路ではすでに風力や太陽光発電施設で問題が起きています。
企業対住民の対立が起きてうまくいく未来が見通せません。
北海道の雄大で豊富な自然環境がカネに目が眩んだ連中にメチャクチャにされないことを祈るばかりです。
本当に環境を考えるなら、いわゆる田舎から札幌都市圏に移住を促して過疎地の道路や水道、電線などを廃止し泊原発再稼働して道央圏で北海道の都市機能を完結させ方が良い。
風力発電や太陽光発電は以前から問題点が指摘されていますが、理解した上で建設が進みました。
利雪はすでに新千歳空港の冷房でも実用化されていますし、美唄の企業では雪1トンを800円で買い取りしているというニュースを以前に見たことがあります。
> 本当に環境を考えるなら、いわゆる田舎から札幌都市圏に移住を促して過疎地の道路や水道、電線などを廃止し泊原発再稼働して道央圏で北海道の都市機能を完結させ方が良い。
現実的にそうなりつつありますが、それ推進してしまうと領土が侵略されてしまう可能性が高まります。
原発の再稼働にも賛成ですが、地震などで万が一炉心溶融に陥ると、
西風の関係で、道央圏が汚染されます。
繊細な問題なので、みんな言いにくいかもしれませんが、
もし過疎地を放棄する政策をとるならなば、
原発は道央圏から遠く離れた場所に建設し、自衛隊基地も設置する必要があるのではないでしょうか。
札幌市の公式サイトで「team Sapporo-Hokkaido」の6つのチャレンジが載っていました。
・GX金融情報等の集約・共有手法の構築
・北海道の価値向上に資する再エネの供給促進や需要転換
・事業の成長度に応じたファンドやファイナンス等の整備
・環境投資を加速させる規制緩和等の検討
・国内外で活躍する環境金融人材の育成
・世界の投資を呼び込む効果的な情報発信・国際的な知見の獲得 など
説明資料です
https://www.city.sapporo.jp/kikaku/gx/documents/0623siryou.pdf
未来都市札幌 さん
資料ありがとうございます。
ちょっと内容が薄いと思いましたら、国際金融センター機能の本格的始動は2025年からなのですね。
つい先日、小樽市で計画されていた双日による風力発電計画が、
環境アセスの第3段階まで進んでいたにも関わらず、計画中止となりました。
先行きが若干不安ですが、順調に進行して欲しいですね。
2030年頃には欧米の多くの国、更に中国とかも再生可能エネルギーの割合が40~50%程度になる。Appleを始めとして近い将来には部品製造に対し全量再生可能エネルギー由来の電力を使わないと購入排除、という会社も増えてきており、日本の大手製造業も大変に焦ってきてる状況。膨大な電力を使うデータセンタやラピダスも同じ流れ。世界的には既に再生可能エネルギーの供給力で、その土地の産業的価値が決まる時代になってる。北海道にとっては大チャンスだよ
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