札幌圏都市計画地区計画の決定【大通Tゾーン札幌駅前通地区】
https://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/tokeishin/shidai/shidai114.html
Tゾーン駅前通沿道地区まちづくりガイドライン
https://sapporo-odori.jp/wp-content/uploads/2021/05/tzoneguidelines.pdf
T ゾーン駅前通沿道地区まちづくり研究会メンバー
札幌⼤通まちづくり株式会社
株式会社 4 丁⽬プラザ
⽇之出商事株式会社
株式会社ピヴォ
株式会社桂和商事
清⽔地所株式会社
株式会社札幌丸井三越
株式会社パルコ
北海道信⽤⾦庫
平和不動産株式会社
株式会社札幌都市開発公社
鹿さん
有難うございます!私も昨日都計審の議題を見に行った際に、この大通Tゾーン駅前通地区が挙がっていたので、
2年前に示されたガイドラインから今回どのような地区計画となって提示されるのか、早く見てみたいと思っていたところです!
それにしても、このそうそうたる研究会メンバーが一緒に大通中心街のまちづくりを進めるというのは、何とも凄いことですよね。
kitakuminさん
ネットで物を買う時代でも、人が滞在する仕組みを作る事が今回の地区計画の目的みたいですね。
しかしながら「地区にふさわしくない機能を抑制する」
路⾯の価値を守るため、遊技場 ( パチンコ店等 ) と集合住宅は、原則として新規⽴地させない。
こういったルールを設ける事でかつて⻩⾦回廊と呼ばれた大通地区の繁華街(小売中心)の形を変えずに人の流れを作る事。
ガイドラインには路面の回遊性の事も書かれていたので一体開発もそうですが、これらの商業施設同士が地下だけでなく、
空中歩廊で繋がるような街作りも検討して欲しいですね。
こんにちは、鹿 さん、Kitakumin さん
Tゾーン駅前通沿道地区の指針策定は名称を変えながら約5年前から進められていましたがようやく地区計画になるようですね。
気になるところとしては、南一条地区計画を目指していた「南一条地区開発事業推進協議会」との整合性ですね。
南一条地区開発事業推進協議会
http://www.minami-1-kyogikai.org/
こちらは2014年から動きがあり、その後主だった動きはありませんが、資料も公開されています。
一時期、南1条通を車道を廃止して路面電車を延伸してトランジットモール化する構想が新聞などをにぎわせましたが、高さ制限を導入するという話もあったと記憶しています。
Tゾーンは特定の沿道沿いの計画ですが、将来的に上位計画を南一条地区計画とするのか。
そういった部分に興味がわきますね。
Tゾーン駅前通沿道地区まちづくりガイドラインによると、新規の集合住宅を原則禁止しているのでTゾーンの範囲では南2西3再開発のようなタワーマンションと商業のような複合ビルは期待できなくなります。
商業地区に住居を導入すると騒音問題などで商業に制限されるというデメリットもありますが、定住人口を増やすというメリットもありますので、
ホテル需要が激減している中で、高層マンションとの複合計画は全国的に増えていますので集合住宅単体は原則禁止としてもいいように思います。
管理人さんにご紹介いただいた南一条地区開発事業推進協議会のHPを一通り拝見しました。
印象としては、上田市長時代には実現に向けて着実に進められていた感があるものの、
H27年に秋元市長になってからは具体的な動きが止まっているようにも見えてしまいます。
H28の都心まちづくり計画には、南1条通は地下空間検討路線の一つとなっています。
https://www.city.sapporo.jp/kikaku/downtown/plan/documents/4syou_hp_kouhan.pdf
しかし、この地区のHPはH28から更新されておらず、あまり動きはなさそうにも見えます。
https://www.city.sapporo.jp/kikaku/downtown/project/minamiichijou.html
私の予想で恐縮ですが、札幌市が南1条通に地下歩道や地下広場を作るという形で限りあるとされる予算を投資することは、
他に目玉事業がないならともかく、少なくとも数年以内に実現することは難しい気がします。
そして、今のタイミングで難しいとなると、各地権者は、地下歩道、市電延伸、トランジットモールの整備等との一体整備ができなくなるため、
この協議会のHPに掲載されるような理想的な形での実現は難しいのではないでしょうか。
しかし、地権者同志が協力してこの地区を盛り上げようという気概は感じられますので、一体的な再開発が進められたり、賑わいにつながる公共スペースが生み出されることは期待できるのではないでしょうか。
今回、大通Tゾーン全体の地区計画決定ではなく、大通Tゾーンの札幌駅前通地区となっていますので、
南1条通との関連としては、三越とパルコが重なる程度なのかもしれません。
ただ、今回の審議会の資料や議論を通じて、駅前通地区だけでなく、南1条通や大通地区全体についても今後の再開発の概要が見えてくるかもしれませんね。
南一条地区計画の範囲は結構大きな範囲ですね。
私も高さ規制を導入すると当時の新聞に書かれていた覚えがあります。
郊外の高さ規制は異論はないのですが、中心部の一律的な高さ制限には反対です。
理由としては、近年は商業とホテル、オフィスとホテルの複合ビルが増えており、7階程度の商業施設+11階程度のホテルのようなパッケージと、12階程度のオフィス+9階程度ホテル、4階程度の商業施設+13階程度のホテルというパッケージが増えてくると思います。
南1条以南は古くからの個人商店が多い街だったので狭小敷地でありながら老朽化した建物が多く、それらを救ってあげる必要があると感じます。例えば、池内は再開発中ですが隣接する建物はトタン屋根でファサードだけが改装された建物です。
次のように区分けできないものでしょうか?
・大街区や半街区のような大きな再開発は高さ制限なし(共同再開発の促進)
・中規敷地は100mの高さ制限とする
・共同再開発が不可能な狭小敷地は容積率に大幅緩和と60mの高さ制限とする
このようにしたら、共同再開発の促進、狭小敷地再開発の救済が可能になるのではないかと考えています。
内容が公開されました。
https://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/tokeishin/ankensetsumei/index114.html
資料を読むと管理人さんも気にしていた高さ規制が導入されるようです。
原則は60m制限、条件付きで100mまで認めるようです。
容積率は1200%に超大幅緩和となります。
Tゾーン地区で高層ビルの可能性は0になりますね。
道銀の場所は対象から外れていますので、100m超えを期待できるかもしれません。
りでべ さん
地区計画の内容を読みました。
りでべさんが No.1690 で提案した趣旨が驚く程一致して盛り込まれており、とても驚きました。
唯一、「大街区や半街区のような大きな再開発は高さ制限なし」は盛り込まれませんでしたが、とても素晴らしい提案だと思います。
計画書を読むと、主に4プラ、三越+旧第一勧銀+旧桂和大通西3ビル、日之出ビル+日之出ビル新館、パルコ、PIVO一体再開発地区、札信ビルが対象のようですが、
いずれも再開発が噂される地区が対象となっていますね。
容積率の大幅緩和となると、やはり高さ制限がセットになってしまいます。
あくまで個人的にですが、100mは十分な高層ビルだと思いますので、札幌駅前通北街区の80m規制よりも実態を顧慮した計画だと感じます。
ただ、全市域に高さ制限を導入して都心部は無制限としたのにもかかわらず、都心部で相次いで高さ制限を導入するには慎重になるべきだと思います。
立地適正化計画の資料にも高さ制限を導入した事に触れられていますので、
都心部の高さ無制限地区と立地適正化計画は無関係ではないはずです。
今回のTゾーン地区が100m制限となることで、容積を使い切っても環境アセス対象となるような高層ビルは建設できなくなりますが、
高さだけに注目してしまっていることに矛盾を感じてしまいます。
高さを制限してしまう事で、いわゆる壁ビル、デブビルが建設される可能性が高くなります。
60mを超える部分のセットバックではなく、一律で100mの制限とするのではなく、100mを超える部分の幅を制限するような考えを導入することを考えるべきですね。
りでべさん ありがとうございます。
管理人さん同様、100mは十分だと私も思います。
料理店も制限されると言うのには驚きました。
恐らく高級料亭や居酒屋のようなものが制限されるのでしょうけれど、
方向性が完全にハイブランドエリアとしての街作りなので非常にわくわくします。
この計画が完了後にアップルストアなどがまた戻ってくるのではないかと期待が高まります。
都市計画の縦覧が行われています。
札幌圏都市計画地区計画の決定(大通Tゾーン札幌駅前通地区)(札幌市決定)
参考資料(PDF:663KB
https://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/juran/documents/tzone_jyuran_sanko.pdf
大通Tゾーン札幌駅前通地区の計画書(PDF:344KB
https://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/juran/documents/tzone_jyuran_gian.pdf
資料を見て気づいたのですが、解体された佳和ビル大通西3ビルから地下街、地下鉄コンコースまで地区計画地域が伸びていますので、
再開発される佳和ビル大通西3は地下街又はコンコースと直結の可能性がありますね。
あくまで、地区計画地域だけは判断すると、
4丁目プラザは単独再開発、PIVO周辺再開発は既報の通り一体再開発でしょうかね。
容積率1200%への緩和、100mの高さ規制を導入ということで、
敷地面積から推測すると、PIVO周辺再開発は100m、4プラ60m、佳和ビル60m、日之出ビル60mも可能となりそうです。
管理人さん
資料をご提供いただき有難うございます。
資料を読んでよくわからない点があったのですが、「地区整備計画区域」として黄色の線で囲まれたエリアは、いずれも中通りでは分割されておりませんでした。
このことに特段の意味はあるのでしょうか?
中通りの廃止まではないと思うのですが、地下で接続したり、北5西2と西1のように一体的な建物を作ることも可能なのではないでしょうか?
解体された桂和大通西3ビルは地下コンコースから接続されると予想されますが、もし第一勧銀や三越まで一体的な再開発として整備されることになれば、
三越を含む再開発ビルの価値がグンと上がるように感じました。
他の街区もできる限り一体的(または一体感が生まれるよう)な再開発が進んで、地下についてもポールタウン以外に面的な広がりが生まれたりすると、かなり面白くなりそうなのですが・・。
kitakuminさん
管理人さんが貼ってくださった「大通Tゾーン札幌駅前通地区の計画書(PDF:344KB」の1ページ目には以下のように書かれてますので
>別に定める地区まちづくりルールとの一体的な運用を通じて
>「T ゾーン駅前通沿道地区まちづくりガイドライン」の実現を推進することにより、
>中心商業地ならではの路面の魅力と価値を高め、特徴的で魅力ある都心空間を創出することを目標とする。
https://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/juran/documents/tzone_jyuran_gian.pdf
「T ゾーン駅前通沿道地区まちづくりガイドライン」の10ページ目の通りと言う事なのではないかと思いました。
https://sapporo-odori.jp/wp-content/uploads/2021/05/tzoneguidelines.pdf
4. 中通りを魅⼒的にする
現在の中通りは駐⾞場や荷捌き利⽤が中⼼ですが、表通りとは違った魅⼒を引き出せれば、
路⾯に新たな特徴が加わり、地区の回遊性が⾼まります。
当地区では、中通りを魅⼒的にするために、様々な取り組みにチャレンジしていきます
中通りに対して、にぎわいが⽣まれるよう、隣接する建築物の⽤途、建築物と道路の境界部のしつらえの⼯夫を検討します。
中通りと建築物が⼀体的に使われるような、新しい道路空間の活⽤にもチャレンジします。
Kitakumin さん
>「地区整備計画区域」として黄色の線で囲まれたエリアは、いずれも中通りでは分割されておりませんでした。
大通以北の仲通は○条の街区内なのすが、
一部例外がありますが大通以南は仲通~仲通までが○条ですので、当初は私も何か意図があるのではと気になりました。
鹿さんが、「T ゾーン駅前通沿道地区まちづくりガイドライン」の引用にて説明してくださっていますが、
縦覧資料の計画書にも以下のような記載がありました。
・札幌駅前通、大通、南1条通、南2条線及び中通り沿いの良好な景観形成を図るため、「建築物の高さの最高限度」を定める。また、壁面を隣地境界線と接して設けることなどによって良好な街並みを誘導するため、道路斜線制限及び隣地斜線制限を緩和する。
・札幌駅前通、大通、南1条通、南2条線及び中通り沿いの良好な景観を創出するため、「建築物等の形態又は意匠の制限」を定める。
単純に切り取ると、緩和として道路斜線や隣地斜線、強化として建築物等の形態又は意匠の制限となります。
今まで当該地区の仲通は駐車場への出入口や荷捌き駐車のようなイメージしかなく、どことなく暗い感じがしましたが、
例えばシャワー通のようなイメージに変えていこうというようなことなのかと思います。
既存道路に屋根をかけるのも(別の記事でご紹介した日本橋ガレリアのようなイメージ)もありかもしれませんね。
鹿さん、管理人さん
詳しく教えていただき有難うございました!ガイドラインや縦覧資料の計画書も再度確認しました。
中通りにおいても良好な景観が創出され、魅力的になるようにチャレンジをするということで、楽しみですね。
管理人さんの仰ったシャワー通とはパルコ南側の中通りのことなのですね。
https://www.city.sapporo.jp/kikaku/downtown/toshinkotsu/action/shower.html
日本橋ガレリアのようにガラスの屋根がかけられるととても明るい雰囲気になりますね!
https://www.nihonsekkei.co.jp/think/ideas/report_9909/
多くのビルが生まれ変わることになるので、色んな仕掛けができるといいですね。
特に、地区のエントランスになる可能性もある桂和大通西3ビルがどうなるかに注目したいです。
去年オープンした豊洲ららぽーと3(豊洲駅とららぽーとをつなぐ動線+商業施設)のような機能的なビルもありかもしれません。
第117回札幌市都市計画審議会
https://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/tokeishin/shidai/shidai117.html
議案第1号 札幌圏都市計画道路の変更【札幌駅前通公共地下歩道】
議案第2号 札幌圏都市計画都市高速鉄道の変更【高速鉄道東西線】
議案第3号 札幌圏都市計画地区計画の変更【都心創成川東部地区】
北海道ビルヂングの建て替えと、
北海道新聞本社移転の件でしょうかね。
事前説明第1号 札幌圏都市計画用途地域の変更
事前説明第2号 札幌圏都市計画高度利用地区の変更【札幌駅北口地区第一地区、札幌駅南口地区】
事前説明第3号 札幌圏都市計画都市再生特別地区の変更【札幌駅周辺地区】
事前説明第4号 札幌圏都市計画道路の変更【札幌駅前通、札幌駅前広場3号地下歩道】
事前説明第5号 札幌圏都市計画都市高速鉄道の変更【高速鉄道東豊線】
事前説明第6号 札幌圏都市計画自動車ターミナルの変更【札幌駅バスターミナル】
事前説明第7号 札幌圏都市計画第一種市街地再開発事業の決定【北5西1・西2地区】
事前説明第8号 札幌圏都市計画地区計画の決定【札幌駅周辺地区】
東豊線コンコースへの接続や既存廃止が明確になって欲しいですね。
北5西1・2再開発も都市計画決定に向け少しずつ進んでいますね。
都市計画の公告・縦覧
http://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/juran/220608.html
北海道ビルヂング建て替え関連
https://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/juran/documents/chikaho_jyuran_sanko.pdf
北海道新聞建て替え関連
http://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/juran/documents/tozai_jyuran_sanko.pdf
管理人さん、情報有難うございます。
北海道ビルヂングの方は、6番の出入口がビル内に取り込まれることと、令和7年工事完了ということがわかりました。
ただ、チカホ側の出入口がとても狭いように感じるのですが、気のせいでしょうか。
https://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/juran/documents/chikaho_jyuran_gian.pdf#page=6
この地下1階平面図によると、チカホと広く接続するように見えなくもないですが、実際はどうなるのでしょうか。
一方の道新ビルについては、地下コンコースから道新ビルのB1Fに接続されるのではなく、
建物内に階段やエレベーターが設置されるのみ、と受け取りました。
地下に飲食店街ができると需要がありそうに思えたのですが・・。
Kitakumin さん
> この地下1階平面図によると、チカホと広く接続するように見えなくもないですが、実際はどうなるのでしょうか。
専門知識を有しているわけではないので推測となりますが、
この図は「8・4・35 札幌駅前通公共地下歩道」の変更なので「立体道路」としての区域図だと思われます。
北洋大通センターの例
https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/utilization/pdf/3d-road.pdf#page=10
大同生命ビルの例
https://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/tokeishin/ankensetsumei/documents/sanko_ekimaedorix2_douro.pdf
地下1階平面図を見ると、チカホに面した部分に壁がなく、柱が並んでおり、戸扉は更に少し奥に設置されているように見えます。
大同生命ビルや北洋大通センターの前例から、北海道ビルヂングも大間口でチカホに接続されるのではないかと思われます。
道新ビルは地上9階建て地下1階建てということですが、
バスセンター前駅コンコースは地下2階ですので、コンコースとの出入口としての役割のみと思われます。
類似例としては以下となるでしょうか。
大通東4地区
https://www.city.sapporo.jp/toshi/saikaihatsu/redevelopment/jigyo/chuo/betterbuilding/odori-w4.html
コンコースが地下1階であれば、丸井今井や都心ビルのようにコンコースと大間口で接続していたかもしれませんね。
または、道新ビルの地下1階が深ければ、その可能性もあるかもしれませんが、
バスセンター前駅のコンコースはとても長く、ちょっと不気味な雰囲気があるので、できれば大間口で接続してもらいたいですね。
管理人さん
ご丁寧にご教示いただき有難うございます。
北海道ビルヂングも大間口となりますと、西4丁目側は北から第一生命ビル、ニッセイビル、三井JPビル、北海道ビルヂングと大間口が続くことになりますので、
グランドホテル以南も含め、建て替えるビルは大間口での接続がスタンダードになりそうですね。3丁目側は小さ目のビルが多いためどうなるでしょうか。
バスセンター駅のコンコースは地下2階とのことで、大間口の接続は難しそうですね。
1~2棟でも間口を広げて接続してもらえると、イメージアップ効果があるでしょうし、連鎖反応も期待できるようになるので、最初の道新には頑張ってもらいたかったところですが・・。
管理人さんが紹介していただいた大通東4地区のビル内の階段ですが、以前散策した時に狭かったことと天井が低かったことで驚いた記憶があります。
高身長の方だと頭を少し抱えたくなるような高さだったと思います。
敷地内取込みの推進は必要でしょうが、地下鉄駅の出入口にしては狭いと感じる建物が全般に多いような気がするため、もう少し厳しい基準でも良いように感じました。
第117回都計審の資料が先週公開されていました。
https://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/tokeishin/ankensetsumei/index117.html
諮問案件は公告・縦覧と同じ資料のようでした。
事前説明案件の北5西1・西2地区関連は、初めての資料かと思います。
人によって着目するポイントは違うかもしれませんが、自分としては以下の2点です。
①東豊線札幌駅のコンコース(B2F)と北5西2&北5西1の再開発ビルとの接続状況
②北5西1から北5東1に接続される歩行者専用通路(2F)と、新幹線札幌駅のホームとの距離
①について
https://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/tokeishin/ankensetsumei/documents/5152tetsudo_jizen_gian.pdf#page=8
この図を見る限り、東豊線札幌駅のコンコースと西1側は南端に出入口が1か所設けられるのみ、西2側は出入口はなさそうです。西1の北側は示されていませんが、コンコースには接続されないのでしょうか?
残念な点・・コンコースとの接続が少なさそうなので、南北線コンコースのような賑わいは生まれなさそうです。
疑問点・・新幹線駅のアトリウム空間から西2丁目地下歩道を通って北8条方面に向かう歩行者は、南端経由でコンコースに出るという遠回りを強いられるのでしょうか?
②について
https://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/tokeishin/ankensetsumei/documents/5152chikukeikaku_jizen_gian.pdf#page=7
比較のため、3月にJR北海道が発表した新幹線札幌駅の資料を貼ります。
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20220316_KO_sapporo.pdf#page=4
この2つの図を見比べると、北5西1の歩行者専用通路から創成川に伸びると予想される通路の位置と、新幹線ホームの位置が驚くほど近接しています。
ここまで近いと、一体の構造物とする以外にないのではないでしょうか?JRの示す外観イメージはどうなってしまうのでしょうか?
今回の都計審でもう少し明らかになるかと思ったのですが、今回は期待外れでした。
>残念な点・・コンコースとの接続が少なさそうなので、南北線コンコースのような賑わいは生まれなさそうです。
これまでの検討資料から主要導線は地上2階に集中させるという方針は読み取れていましたが・・・
今回の資料で西2丁目と西1丁目を結ぶ立体道路の計画がないことからも、西2丁目、西1丁目再開発ビル本体も地下1階で地下接続する計画はないものと理解しました。
paseo EASTと西1丁目の地下を連絡通路で結ぶ計画もないことがわかりました。
私の勘違いであって欲しいと願っています。
やはり、この再開発で地下の構造を大きく変えようという考えはないのかもしれませんね。
新設される西1丁目の地下出入り口においても、既存の西2丁目の地下出入口が再開発の障害になるので、
その代替として西1丁目に移設する程度でしか考えていないのかもしれません。
>疑問点・・新幹線駅のアトリウム空間から西2丁目地下歩道を通って北8条方面に向かう歩行者は、南端経由でコンコースに出るという遠回りを強いられるのでしょうか?
その可能性がありますね。
東豊線17番出入り口の向かいの西1丁目に新しく東豊線への出入り口が設置されると期待していました、また、
17番出入り口の階段の地下1階部の踊り場とpaseo EASTの接続もあるのではないかと期待していましたが、それもなさそうです。
>ここまで近いと、一体の構造物とする以外にないのではないでしょうか?JRの示す外観イメージはどうなってしまうのでしょうか?
以前北5西1・2再開発を立体モデル化した時に最も悩んだのが空中歩廊の位置です。
初期ではもっと南側と読み取れましたが、最終案では北側に移動しています。
おそらくは、北5東1の東口が具体化したことによる変更と思われますが、新幹線ホームから札幌の風景は見えなくなってしまいそうですね。
>今回の資料で西2丁目と西1丁目を結ぶ立体道路の計画がないことからも、西2丁目、西1丁目再開発ビル本体も地下1階で地下接続する計画はないものと理解しました。
>paseo EASTと西1丁目の地下を連絡通路で結ぶ計画もないことがわかりました。
>私の勘違いであって欲しいと願っています。
>やはり、この再開発で地下の構造を大きく変えようという考えはないのかもしれませんね。
私も目を疑いました。今回の資料が最終形でないことを願っています。
資料には随分と「立体的な範囲」が強調されているのですが、どういう意味なのでしょうか。数十センチの高さの差があるので面的な接続はできないと言いたいのでしょうか。
paseo EASTも本当に接続しないのでしょうか?
新幹線駅舎と空中歩廊の関係についてですが、管理人さんの立体モデルにおいて、両方を描いていただいていますので、重なり具合がよくわかります。
現在の再開発ビルの図面では更に北側に移動したため、更に近接することになります。
この件に関して何か情報がないか探してみたところ、今年3月に開催された札幌市環境影響評価審議会の中で指摘がありました。
https://www.city.sapporo.jp/kankyo/shingikai/eikyou_shingikai/20220302/documents/gijiroku_r3_6.pdf#page=18
事業者側の説明では、「新幹線駅舎の担当チームと定期的に打合せ、調整を行っいる」「北5西1の建物側のボリュームを操作する形で少し連続感が感じられないかということをやっている」「詳細は今後また詰めていく」とありました。
3月時点でのJRのイメージ図はフライングだったのかもしれません(JRは常に調整をないがしろにしているイメージがあるので、またかという感じです)。
いずれ、整理された形が出てくると思いますが、どうなるでしょうか。
>私の勘違いであって欲しいと願っています。
すみません、勘違いでした。
第117回審議会の資料すべてを読むと謎が解けました。
まず、Kitakuminさんの疑問である「立体的な範囲」というのは立体道路制度で使われる言葉と思われます。
いわゆる道路というのは平面的な区域を示し、一定条件を満たさなければ道路上空や地下に建築物を建設することはできません。
※立体道路制度は自動車専用道路などに限られていましが、緩和により適用範囲が拡大しています。
立体道路制度では道路を平面で捉えるのではなく、地面から上部、下部を立体的な空間として扱う(言い換えると、その立体空間のみを道路と扱う)制度となります。
私が誤解していたのは、西2丁目通の立体的な範囲が東豊線の躯体までがその範囲であると勘違いしていました。
https://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/tokeishin/ankensetsumei/documents/5152jizen_sanko.pdf#page=7
このページに「立体的な範囲」が明示されており、地面の地下数メートルから東豊線躯体までは「道路」の扱いでは無いため、建築物を建設することが可能となります。
https://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/tokeishin/ankensetsumei/documents/5152jizen_sanko.pdf#page=6
先述の①とした、「歩行者専用道路4号」(地下1階、地下2階)が記されており、
そこに接続するように推定幅員9mの「歩行者専用道路3号」(地下1階)も併記されていました。
少なくとも、西1と西2は「歩行者専用道路3号」で接続されることになりそうです。
通路以外の部分はテナントスペースとなるような気がします。
西2丁目通の立体的な範囲の起点と終点がどこまでかを示す明確な資料がありませんでしたので、
道路でない部分は自由に通路状の空間を構築できますが、paseoEASTが西1丁目まで広がるかどうか今回の資料ではわかりませんでした。
また、地下鉄の出入り口は都市高速鉄道の変更の範疇となりますが、同じく今回の都市高速鉄道の変更の資料には記載がありませんでしたので、
東豊線さっぽろ駅に出入り口の新設はないと考えて良さそうですね。
すべての資料をよく読まず勘違いをしてしまい申し訳ございませんでした。
管理人さん、詳細にご説明いただき有難うございます。「立体的な範囲」については理解しました。
そのうえでですが、
コンコースのある地下2階は、西2丁目との出入口が閉鎖され、代わりに西1丁目との出入口が(9~10m程度の幅員で)1か所設けられるのみであり、
それが「歩行者専用道路4号」に接続されることと、
西1と西2をつなぐ「歩行者専用道路3号」はテナントが並び賑わいのある通路になると思われますが、コンコースのある地下2階ではなく地下1階であることから、
東豊線の北改札口を出てコンコースを見渡した時に、現在の閑散とした地下空間はほぼ変わらないこと(出入口が西2から西1に変わるだけ)が今回見えてしまいました。
再開発の規模に比して、この空間がほぼ手をつけられないことは、やはり残念に感じたところです。
今回、JRのスタンスが見えたような気がします。
新幹線駅と北5西1・西2の再開発ビルとJRタワー・ステラプレイスや既存の札幌駅との接続は、JRにとって重要事項なのでしょうが、
それ以外の地下鉄東豊線や地下街や北5東1との接続は恐らく眼中にないのでしょう。
paseoEASTを地下コンコースと接続するかはJRの価値観次第だと思いますが、お金をかけたくなければ接続しないのではないでしょうか。
この非常に残念な予想が外れるといいのですが・・続報を待ちたいと思います。
第122回札幌市都市計画審議会
https://www.city.sapporo.jp/keikaku/info/tokeishin/shidai/shidai122.html
事前説明第1号
札幌圏都市計画用途地域の変更【篠路駅周辺地区】
事前説明第2号 札幌圏都市計画特別用途地区の変更【篠路駅周辺地区】
事前説明第3号 札幌圏都市計画高度地区の変更【篠路駅周辺地区】
事前説明第4号 札幌圏都市計画地区計画の変更【篠路団地】
事前説明第5号 札幌圏都市計画地区計画の決定【時計台周辺地区】
いよいよ篠路駅周辺が都市計画されそうです。
時計台周辺地区の地区計画が審議されるようですね。
範囲は道新本社と道新ビル、MNビル、札幌時計台ビル、北海道経済センタービル。
[時計台周辺地区]
理念:時計台の象徴性と大通公園との協調 性を高め、憩いと活動を生み出す札幌時計台スクエア
• 時計台・大通と調和した街並みをつくる
• 時計台を囲む オープンスペースをつくる
• 時計台を中心とした回遊を促す空間をつくる
北海道新聞社跡地の再開発に制約が出てきそうです。
なぜ大通西2の市役所が対象に含まれないのでしょうかね。
公開空地が求められそうです。
その代わり容積緩和するけど、60m高さ制限がセットになりそうですね。
道新ビルは空地を求めるより絶好の撮影ポットだから、テラスを設けて開放して欲しいですね。
3階ぐらいまで飲食や商業施設とかになりそう。
高層階は北側がオフィス、南側がホテルでしょうか?
> なぜ大通西2の市役所が対象に含まれないのでしょうかね。
大通西2街区全体を公園化する最悪のシナリオが見えてきましたね。
りでべ さん
>公開空地が求められそうです。
>その代わり容積緩和するけど、60m高さ制限がセットになりそうですね。
「時計台を囲む オープンスペースをつくる」が地区計画目的の1つのようですので、
おそらく公開空地&容積緩和&高さ制限のセットだと思われます。
希望的観測ですが、高さの制限は一律ではなく、60m~100mに設定されるのではないでしょうか。
道銀ビルが60mに制限されてしまうと、容積ボーナスを得ても現況とほとんど変わらないビルしか建てられません。
>大通西2街区全体を公園化する最悪のシナリオが見えてきましたね。
「 時計台・大通と調和した街並みをつくる」ここが気になりました。
歴史的に時計台(演武場)は大通との繋がりはなく、むしろ大通と繋がりが深いのは豊平館です。
大通西2を公園にするのは猛反対ですが、歴史的観点から豊平館を大通西2へ移転するなら大いに賛成したいです。
「時計台周辺地区」に指定された地区にオープンスペースを設置することになると思われますが、
ビルの地下と一体化した時計台ビルたアスティ45ぐらいのオープンスペースならいいのですが、
ただビルの壁面を3~4mセットバックしました程度のオープンスペースはで「時計台を中心とした回遊を促す空間をつくる」ことはできないと思います。
以前も話したような気がしますが、
時計台周辺に時計台の歴史を紹介・体験する施設や、観光ガイドブックに掲載されるような滞留施設やが必要だと思います。
大通公園のあり方を抜本的に考え直して、
時計台を大通公園へ移築するぐらいしてもいいのではないでしょうかね。
大通及びその周辺のまちづくり方針(案)
―札幌都心はぐくみの軸強化方針―【概要版】
皆さんからのご意見を募集します!
~パブリックコメントの実施について~
https://www.city.sapporo.jp/kikaku/downtown/plan/documents/hagukumigaiyou.pdf#page=7
この資料の中で「時計台周辺地区」に相当する記述があります。
どうやら大通西2は公園化(図面上では西側半街区のようにも読み取れます)
大通西4再開発、道銀ビル再開発、ほくほくビル再開発、桂和大通西3ビル再開発が民間再開発として記されており、
大通西2、西1、東1、東2、バスセンター+東側隣接街区の一部が「大通公園と札幌市時計台をつなぐオープンスペースが創出」の対象地区として記されています。
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