札幌桑園停車場緑道

札幌桑園停車場緑道は高架前の函館本線跡の西5丁目~桑園駅手前の西13丁目に整備された歩行者専用道路です。
北海道新幹線札幌延伸により整備される地下トンネルと高架橋によりその姿を変えようとしています。

西7丁目には札幌桑園停車場緑道についての標識があります。
区間によって「紅葉の道」、「さくらの道」、「木の実の道」、「白樺の道」という名前が付いています。

「紅葉の道」西7丁目の南側には京王プラザホテル札幌が建っています。

新幹線の地下トンネルと高架橋を結ぶアプローチ部の建設により、桁下高が不足することから
西8丁目通は横断歩道から先が廃止されることが決定しています。

「さくらの道」西8丁目も木々が生い茂る並木道になっています。

「さくらの道」という名前の通り、ゴールデンウィーク頃になると桜並木が現れます。
桜と針葉樹という北国らしい組み合わせです。

西8丁目の高架下には「北6条エルムの里公園」があります。

公園には児童遊具はありませんが、健康遊具やバスケットコート、ランニングコースが整備されており、
緑道から出入りすることができます。

新幹線の地下トンネルから高架橋をつなぐボックス橋により道路が完全に分断されることが決まっています。
西9丁目通も横断歩道から先が廃止されます。

西9丁目~西10丁目は「木の実の道」と名付けられています。
地下トンネルを走る新幹線は西10丁目のこの辺りから地上に出てきます。

西10丁目の緑道に面して昭和2年に建立された桑園延命地蔵尊が奉祀されています。
これから長い新幹線工事にも大きなご加護があることでしょう。

西11丁目通は通称「石山通」と呼ばれており、広大な北大キャンパス内に道路が整備されています。
道路が掘下げられているのはアンダーパス時代の名残です。

西11丁目~桑園駅までは「白樺の道」と名付けられ、その名の通り白樺並木でしたが、
現在は開削工法による新幹線トンネル工事のため緑道が一時閉鎖されています。

西6丁目から西7丁目の緑道の眺めです。
西5丁目~西7丁目の区間は「紅葉の道」と名付けられていますが、それまでの緑道と雰囲気が大きく変わります。

西5丁目~西6丁目も緑道の区間ですが、歩行者専用道路ではなく車道と広幅の歩道に変わります。
歩道の街路樹は「紅葉の道」の名が示すよう楓が中心になっています。

緑道沿いには歩道よりも奥行きの狭いビルが建てられています。

ビル壁面は碁盤の目に平行ですが、ビル敷地と鉄道や道路は北側に傾いているので平衡感覚が失われます。
その傾きにより一部区間は車道よりも広い歩道になっています。

高架下はサツエキBridgeという2階建ての商業施設となっており、
屋内通路として西5丁目~西6丁目まで整備されています。