建築計画のお知らせ81

敷地の地名・番地札幌市中央区南四条西四丁目1番1
建築物の名称(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画新築工事
用途ホテル・映画館・総合店舗
住戸数
棟数1棟
階数地上18階、地下2階
構造S+SRC造
敷地面積5,150.91㎡
延べ面積53,378.00㎡
建築面積4,472.77㎡
建築物の高さ77.8m
軒の高さ74.4m
着工予定時期令和3年6月25日頃
敷地の地名・番地札幌市中央区北三条西三丁目1-44、-47~50、-89、-90、-97
建築物の名称(仮称)札幌建替計画(Ⅰ期工事)
用途事務所・銀行店舗・飲食店・物販店・サービス店舗・診療所・自動車車庫
住戸数
棟数1棟
階数地上11階、地下1階
構造鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
敷地面積2,547.15㎡
延べ面積11,195.91㎡
建築面積1,055.74㎡
建築物の高さ49.70m
軒の高さ48.55m
着工予定時期令和3年5月25日頃
敷地の地名・番地札幌市中央区大通西2丁目5番2、5番5、5番6、6番2、7番2
建築物の名称ほくほく札幌ビル(仮称)
用途銀行の支店、飲食店、物品販売業を営む店舗、事務所、駐車場
住戸数
棟数1
階数地上13階、地下3階
構造鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
敷地面積1,597.31㎡
延べ面積17,456.27㎡
建築面積1,253.41㎡
建築物の高さ59.90m
軒の高さ58.17m
着工予定時期令和3年11月1日頃

北6東2再開発を考える

いわゆる「卸センター再開発」として北6東4へ移転した札幌総合卸センター跡地の北6東2・東3では既存解体が進んでいますが、北6東2街区は一足先に完全な更地となりました。

緩和型の再開発に必要な手続きである地区計画変更が、令和3年2月5日の都市計画審議会で審議され「北6条東3丁目周辺地区」として正式決定しました。

「札幌圏都市計画地区計画の変更 (市決定)北6条東3丁目周辺地区」より引用

「北6条東3丁目周辺地区」で注目する部分を抜粋してみます。

  • 来街者が憩い交流することができる公園を整備する。
  • 3箇所に賑わいを創出するための機能を配置する。
  • 60m高度地区は維持するが容積率が10分の40を超える建築物は100mに緩和する。

報道などで北6東2街区には高層ホテル、ツインタワーマンションが建設されることが発表されています、北6条東3丁目周辺地区の計画を基にすべて100mで建設された場合のイメージを作成してみました。

北6東2街区再開発の想像イメージ

このイメージはホテルとして「GRANBELL HOTELすすきの」の外観を参考に、タワーマンションとしてよくありそうなタワーマンションの外観でフロアを100m未満になるように積んだものですので、水面下で動いている実際の計画とは異なります。地区計画にある「来街者が憩い交流することができる公園の整備」について、児童公園という記載がないので遊具などはない広場として捉え、「賑わいを創出するための機能を配置」の位置からから建物配置を決めました。

当初はホテルとツインタワー共通の基壇部を設けて中規模の商業施設を整備するのではないかと考えていましたが、地区計画資料では賑わいを創出が3か所とあるので、ホテルとして飲食店またはコンビニ、タワーマンションは小規模な商業施設との下駄履きとしています。北6東3街区に大型医療センター建設が決まっており歩行者量が大きく増えることが予想されるので、マンション低層部の商業部はある程度の床面積を確保しています。

イメージ作成で気づいた事として、街区西側に整備される公園は北6東1の中央郵便局が再開発され高層ビルが建設された場合に圧迫感を抑えるためにとても有効であると感じました。また、同時期に再開発される北6東3の大型医療センターと北6東2の商業施設間を結ぶ空中歩廊があれば、北6東1が再開発された場合に空中歩廊で接続する可能性も残るだろうと感じます。北5西1・2の再開発ビルと北5東1に計画される再開発ビルはデッキベースでの接続構想があるので、北5東1再開発ビルと北6東1が空中歩廊で接続され、北6東2・3から札幌駅まで空中歩廊で接続される将来があったのかもしれません。

地区計画により部分的に100mまで緩和された高さをどこまで活用するか正式な計画が発表されるまで気になるところです。